2010/10/31

・シキと名前2

前回、シキはアキラの名前を呼ぶのに、ちょっとためらいがあればいい、と書きました。 その、ためらいについて。

ED1復活後のシキは、普通にアキラを呼べそうな気がします。というか、名前を呼び合うどころか、目で意思疎通できるくらい、心が通じてそう。
ED2も、アキラはシキの右腕なわけで、互いに心通じ合っていて、普通に名前を呼んでそう。というか、総帥は周囲に見せつけるために、やたらアキラアキラ呼びそうな気もします。

実はED3が、シキがアキラの名前を呼ぶのに一番気を使ってると面白いなと思います。 ED3では、アキラは他の男を誘っているのに対し、シキはアキラしか抱かないという状況。シキとアキラは、互いと性行為をするのにはためらいはないものの、心が通じているとは言えない感じです。が、シキはアキラしか抱かないということは、シキにとってアキラはやはり強い執着の対象であるはず。
エンディングを見ていると、ニコルウィルスで狂気に陥ったシキは、アキラに愛情から優しくするということは、あまり思いつかなさそうです。愛はあるけど歪んでいるというか。
そんなシキがアキラの名前を呼ぶことに関しては、無意識の中でも爪先立つような気持ちになって、大切に名前を口にしていたら、すごく萌えると思います。

たとえばアキラが間男を引き入れた『仕置き』で、散々あれこれした後。気絶したアキラの頭を撫でながらそっと名前を呼んだり、キスしたり。
麻薬王はそんなことしなさそうな気もしますが、ゲーム本編でキスを最後まで取っておくようなシキだけに、ありなんじゃないかと思ってしまいます。


・咎狗アニメ第四話

初登場のトモユキ、すごく可愛かったです!
ゲームでは、そこまで可愛いいイメージはなかったのですが、アニメのトモユキの表情がすごく可愛らしかったです。くるくる変わる表情にリンに対する遠慮とか、本当は好意があって構ってほしいことがよく表れていた気がします。それと、「裏切り者」発言も、リンに構ってほしいけど構ってもらえなくて、拗ねてのものなんだなという感じがしました。その発言で内心ものすごく傷つくリンは、とても可哀想ですが……。ゲーム班だと、結構真剣にリンを裏切り者と思っている印象を受けたのですが、うーん、リンの立場としてはどっちがマシなのかは微妙なところでしょうが。

今回リン多めの内容ですごく楽しかったです。リンはゲームでも快活なキャラでしたが、アニメの映像で表情の変化や動きや快活な行動を見ていると、すごく動きがあって面白いです。
そういえば、「シキだ!」という悲鳴を聞いてリンがビルの階段から飛び降りたシーン。飛び降り方がすごくて、さすがシキの弟だなと思いました。あと、あの飛び降り方に何となく映画『アバター』で主人公が修行で高いところから飛び降りるシーンを思い出しました(笑)
でも、ただ飛び降りるシーンであれほど丁寧に見せてもらうよりは、誰かの戦闘シーンかシキの通り魔シーンをもっと見たかったかもしれません。闘ってないシーンの動きをあれだけ見てしまうと、戦闘をもっと期待してしまうというか。

そして、シキのシーン!
遭遇したアキラと闘って、追いつめて、首を絞めながら顔を近づけるところで萌えました。二回目の対面であれだけ顔を近づけるということは、シキ、既にアキラを結構気に入っているっぽいですよね。もしかして、最初の対面で結構一目惚れ?とテンションが上がりました。
シキがアキラに顔を近づけ「負け犬〜」云々を囁いているときの意地の悪そうな笑い方が妖艶で、ニヤニヤしてしまいました。

#4エンディングテーマ
Sadie『棘-toge-』




2010/10/23

・咎狗アニメ第三話

毎回同じようなことに感心しているのですが。
映像に表される各キャラの態度が、よく心情を表していて文章とはまた違っていて、面白かったです。
いくつか「あっ」と思ったのは

・アキラの態度の違い
ケイスケだと割とくつろいでる。源泉へは警戒しているのが対比で分かりやすい。

・ケイスケの「行ってくる」
不安そうな顔から微笑への表情の変化に、ヘタレのようでいて芯が強いことが分かる。

もう一つ「おぉ!」と思ったのが、アルビトロがケイスケにイグラを説明する場面。途中に処刑人が乱入してきてルール違反の話になり、また元の話に戻るという流れがとてもテンポがいいなと思いました。
特に、処刑人乱入でルール違反の説明をしながら、ケイスケ(と見てるこちら側)に違反者の最後を見せたりするところとか。説明だけじゃない、実例つきで分かりやすくて、さすが映像だなーと。


最後の方の猛がアキラを責める場面。
妹や両親のために必死でお金を稼ごうとする猛と、何となく生きてきたアキラ。ゲームをプレイしたときの印象では、アキラは何の苦しみもなく生きてきていて、猛がアキラに腹を立てるももっともだと感じました。が、今回アニメのアキラの表情や責められてうつむく仕草を見ていて、アキラも(自覚はしてないかもしれませんが)辛い思いをして生きている部分があったのだろうな、と思いました。
考えてみたら、アキラは戦時教育で育てられ、親は義理の両親というだけでなく、ニコル・プロジェクトの被験体にされたという(自分では覚えていないものの)過去がある。そうしたことが、アキラの感情の動きにに鈍いという性質を作るのに、結構影響があったのではないだろうかと思います。
特に、ニコル・プロジェクトの被験体であった過去。プロジェクトはnから感情を奪ったほどのものです。おまけにアキラが(二次性徴後に発現したにせよ)非ニコルの保菌者であり、対のニコル・ウィルスは人間の精神にも作用することの影響などを考えると、ケイスケのような他の被験体の子どもに比べても、アキラが感情に鈍感になってしまうこともあるかもしれません。
なので、アキラの生き方は、『今時の若者が何となく生きている』というのとは、また少し別のもなんだろうなと感じました。
それに、アキラも何となく生きているようでいて、猛に責められてうつむいたところを見るに、『何となく生きている』ということをどこかで苦しく思っていたのだろうなと思います。本人が感情の動きに鈍いので、自覚はないにせよ。
そう思って見ると、猛がアキラを責めるシーンは、家族のために必死で生きる猛と『何となく』の生を辛く思うアキラと、どちらが正しいともいえない全く別種の苦しみが交錯し合っていたのだな改めて思います。

#3エンディングテーマ
VERTUEUX 「Don't Stare Me」



・咎狗と家族制度

今回のアニメで思い出しました。
そういえば、咎狗の世界では『子どもたちは、第三次大戦時に親元を離されて軍事教育を受けた』『戦後は元の両親でなく、政府によって義理の両親が割り当てられた』ということになっていますよね。
この『シャッフル家族制度』ふと気になった部分があるのですが。

1.日興連とCFC両方で同じ政策をしたのか?
アキラ・ケイスケはCFC側の出身。猛もアキラの噂を知ってたらか、CFC側かも?他に出身の分かるキャラは、確かいなかったと思います。
リンはペスカ・コシカの噂がアキラに届いているということから、CFC側かな?という程度。リンがCFCなら、シキもCFCかなー?と思うのですが、リン・シキはいいとこの子っぽいので、むしろ旧祖地区の中に生家があって戦争で焼けてしまった=『日興連でもCFCでもない』というのもありかなと思います。
それはさておき。
義理の家族を割り当てられたと分かっているのは、アキラ・ケイスケ・猛の三人。ということは、シャッフル家族はCFC側の制度だったのかなーという感じもします。ただ、漫画版の一巻の冒頭で、源泉とバーのおかまのマスターが、シャッフル家族からの社会問題みたいな話をしているので、ニホン全体がそういう制度っぽい感じです。
となると、戦後、東西両端から復興を始める(このときは日興連もCFCもなく政策が統一されていた、シャッフル家族もこのとき)→東西の意見対立で日興連とCFCに分断→両方でシャッフル家族から派生した非行などが社会問題に、という流れでしょうか。

2.そもそも、なぜシャッフル家族をしたのか?
孤児だったアキラはいいとして、もともと親のいる子もシャッフルしたのか?

孤児に家族を割り当てる、というのなら分かるのですが、社会問題化するくらいとなると、第三次大戦終戦後、子ども全員をシャッフルしたっぽい印象を受けます。また、漫画版一巻の源泉とマスターの会話からも、一般的にイグラが開催されているあの時期の子どもたちは、シャッフル家族のもとで育った子らしい、ということが分かります。
なので、やはり咎狗の世界では、孤児だったかどうかに関わらず、シャッフル家族が一般的なのではないかな、と思います。
そうすると謎なのが、両親がいる子はなぜ両親のもとに戻さなかったのか?ということ。明らかに子どもの非行とか親の虐待とか、将来的に見て色々と社会問題になってくるでしょ!とツッコミたくなるのですが、これは「元の親のところに戻さなかった」のではなく「戻したくてもできなかった」ということなのかなーと思います。
第三次大戦以前の首都だった東京の辺りは、ゲームや漫画・アニメでも描かれる通り、破壊しつくされて五年経った『咎狗』の時期にも復興の手が全く入っていない。ということは、第三次大戦中にそこにあった戸籍とかそういった類の情報も、戦争で焼失してしまったということなのかなーと思います。
今、住民票を取ろうと思ったら市町村の役所で取れるわけだから、地方にも残っていそうなものですが。そこは、まぁ、第三次大戦時はかなり軍国主義だったようですし、徴兵その他の都合で中央一括管理になっていたとか。
と、ここまで延々と書いたのですが、単に終戦でバタバタしていて元の家族に戻してやっている暇がなかっただけというのもありだと思います。



10/18 メルフォ「ハロウィンの話、とても可愛らしくて、でもED1の〜」の方へ
こちらこそ、読んでいただいてありがとうございました!
アキラの遊びに付き合ってあげるシキが書きたかったのですが、ちゃんと可愛らしい印象が出ていたようでよかったです。
実は、今回は久しぶりにアキラ一人称で書いたので、メッセージを頂くまで「シキは気配で分かっている」ということをすっかり忘れていました(笑)
よく考えたら、シキは結構大変な状況ですよね。アキラが普段は自分の前でしないようなことをしているのが分かる!のに、アキラとの約束で目隠しは外せない、ある意味焦らしプレイというか。アキラとしては全くそんな意図のない行動なわけですが、シキ視点からでもかなり萌える状況だなと後で気付きました。





2010/10/17

昨日アニメの感想で前回とエンディングテーマが変わっていたので?と書いていたら、 毎回変わるのだと教えていただきました。教えてくださった方、ありがとうございました!
アニメの公式サイトに確認に行ってきました。
毎回エンディングが変わるアニメは初めてですが、「すごい!」と思う一方、貧乏性なのでちょっともったいないなーという気もします。というか心配性なので、「そんなに毎回変えて歌が尽きないんだろうか……」と要らない心配をしてみたり。
毎回どんなエンディングになるのか、とても楽しみです。ウィキペディアを見れば記録してあるけど、覚えてたら毎回感想のときにメモっておこうと思います。


・シキと名前

ゲームのシキルートで、シキはリンを殺した後(と思われる)のアキラとの行為で、初めてキスをしますよね。そして、アキラの名前を尋ねたのも、ちょうど同時期。
あれだけいろいろしておいて、キスだけしなかったということは、何となくキスに思い入れみたいなものがある感じですよね。名前を聞いたことに関しても、あのときやっと聞いたということは、やはりシキにとっては相手の名前が特別な意味を持つのだろうな、と思います。

ゲーム本編時、シキが興味を持っているのは、nに関することだけでした。その中で、出会ったアキラに興味を持って、自分から名前を聞いたということは、アキラはシキの中で、nに匹敵するようになりえる存在だったのかもしれないな、と思います。残念ながら、そこまでの時間がないままに、内戦が始まってしまいましたが。

それはともかく。
シキにとってアキラの名前はかなり特別っぽいので、「アキラ」と呼ぶとき内心ちょっと緊張(?)していると可愛いなと思います。名前を呼んだら妙に恥ずかしくなるとか(ただし、顔には出ない)。名前を呼ぼうとして五回に一回くらいは「……おい」に切り替えてしまうとか。


10/17 返信不要で感想をくださった方へ
丁寧なご感想、本当にありがとうございます!とても嬉しかったです!!




2010/10/16
■ED1「ハロウィンの話」
ハロウィンでいたずらする側のアキラとされる側、アキラが魔法をかける部分が今回書きたかった部分でした。
そろそろオフで出すお話の方が忙しくなるので、しばらく更新が途絶えるかもしれません。


・咎狗アニメ第二話(ゲームのシナリオのネタバレを含む)
喫茶店に入って、物音がしたときのアキラの反応に感心しました。ゲームの文章でもすごく緊張している様子は伝わってきたのですが、映像ではまた少し違う印象でした。アキラが機敏に周囲を見回したり、細かな動きで緊張と警戒がすごく伝わってきて、ゲームで受けた印象とはまた違って新鮮でした。
ただ、ゲームだと割と自然に思えた『実はケイスケが着いてきていた』という展開は、アニメだとちょっと唐突な感じがしたかも。アキラがトシマに来る課程が省略されていたせいで、時間の経過がゲームと違う感じになったからかもしれないな、と思います。

それから、リンの登場シーン。アキラやシキ、処刑人とも違う身軽さとスピードを生かした闘い方が格好よかったです。ゲームだと、リン単独でイグラ参加者と闘う場面は少ないので、ペスカ・コシカのリーダーだったというのはやや実感が薄かったのですが、アニメのあの闘いぶりなら納得です。
それだけ強くて実は性格も男前だけど、処刑人相手に芝居したところでリンの性格の柔軟性や二面性を感じました。外見的な男らしさには固執してなさそう。そういう部分は、シキとは正反対だなと思います。

そして、アキラとケイスケ。アキラはケイスケが変わる必要はないと普段通りに接し続け、ケイスケはその態度を拒絶と受け取ったという状況が、ゲーム以上に分かりやすく伝わってきた気がします。
アキラは基本的に感情の出ない素っ気ない話し方です。が、ゲームをプレイしてからアニメを見ると、「謝る必要はないだろう」とイグラ参加を見送ったケイスケに言った台詞や、源泉がケイスケにイグラ参加の話を振ったときに話題を打ち切っているところから、ケイスケを気遣っているのが分かります。
でも、それじゃ分かりにくすぎて、ケイスケには伝わらないだろうなー、ということも。また、アキラがさりげなくケイスケを気遣っていることが伝わっても、アキラが好きで守りたいと考えているケイスケにとっては、喜べないだろうなと思います。そういう意味では、やはり二人が仲違いして、ケイスケがラインを服用するのは避けられない流れだったのかも。

#2エンディングテーマ
木村世治「bright lights」




2010/10/09

・ED2アキラと昇進
ED2のアキラはゲームのエンディングでは、国家元首であるシキの右腕という立場にあることが示されています。
国家元首の右腕ということは、秘書であるにせよ、親衛隊など特殊部隊に属しているにせよ、あの若さの割に高い地位に就いているはず。ここで気になるのが、アキラが高い地位に見合うだけ、人を使えるようになるのか、といいうことです。
そこはもちろん、シキが教育したりもするのでしょう。が、シキはもともといい家の出っぽいところがあるし、カリスマというのか何というのか人の心を惹きつけるものを、最初から持っているような。その点から考えて、シキが人を使うやり方というのはシキにしかできない機微の部分もあるのではないか、と思います。
なので、シキがアキラに教えたところで、今まで(古い言い方になりますが)一介の不良少年として過ごしてきたアキラが、同じことを実践するのは難しいかも。アキラの年齢で高い地位に就いた場合、自分より年上の部下も結構いるでしょうし、苦労をしそうだな、と思います。元々コミュニケーションが苦手なタイプだったから、特に。
それでも、ED2アキラのこと、苦労をしながらもシキの役に立つため、自分の責任から逃げようとはしないはず。そうやって、自分の職責を果たそうとしているうちに、シキ以外の人間――部下たちとも上手くコミュニケーションを取る方法を見出して、優秀なシキの右腕としての役目を果たせるようになっていくのだと思います。

ED2のアキラは、そうやって組織の仕組みに馴染めば、大人の世界や世の中が見えるようになっていくのではないかと思います。
ただ、そうやってシキ以外の人間とコミュニケーションを取ったり、世間の他の人々のことが見えるようになったら、アキラにとってシキが作る弱肉強食の世界は、見ていて辛くはないだろうか、と思います。ゲーム中、トシマの異様な状況の中でも人殺しをためらったりと、気づけば人の痛みを理解できる子っぽいので。

個人的に、ED2で処刑の悲鳴に何の感慨も抱かないアキラは、シキの狂気に引きずられかけている気がします。
シキはラインに狂わされたとして、アキラが狂気に傾いたのはいつの時点か。それは、従うべきシキの作る非情な世界と、自分が社会に出て働いて理解できるようになった人々の苦しみとに板挟まれ、アキラの心の均衡が崩れてしまったせいではないか、という仮説もありかなと思います。


・咎狗アニメ第一話
咎狗アニメを観ました。背景の部分しか環境が見えないゲームとはまた違って、アキラたちの生きている世界が色んな角度で見えたのが面白かったです。
アキラは、ゲーム中ではそこまで気にならなかったのですが、トシマ以前の時点ではすごくつまらなそうに生きていたんだなと思いました。まさに、死んだように生きてる感じ (これでトシマを経験して、EDには正にしろ負にしろ、生きた感情を持てるようになるのだから、トシマで怖い目にあったのも損じゃなかったね……と思ってしまいました)。
ゲームでイメージしてたよりも、アキラが男らしく、強そうに見えました。ケイスケとの「ちょっとここじゃできないことをしたい仲なんだ」云々の辺りは、いっそ攻めっぽかったような。
漫画版のアキラもかなり男前ですが、漫画版はアキラ以外も男前度+なので、アキラを男前だなと実感することはありませんでした。なので、いっそ攻めっぽいくらい男らしい態度のアキラは、ちょっと新鮮でした。

意外だったのは、トシマがアキラの住む街からすぐに行けそうだったこと。フェンスを乗り越えてすぐでした。トシマに行くまでの部分をはしょっただけの表現なのか、実際にあの距離感なのか。フェンス越えてすぐだったら、あそこで内戦が始まったらCFCも日興連も人の住んでる街がすぐに危なくなりそう。そりゃ、内戦したくても五年ぐらい我慢するよなーと納得してみたり。
そして、シキが初回から出てきたことに驚きました。
シキとアキラのシーンは、アキラが呆然としてあまり反抗し返さないせいか、シキの自己完結っぽい感じにも見えましたが……アキラの印象を描写した地の文なしで見るから、余計にそんな感じに見えるのだろうなと思います。
ゲームとアニメはすごく近いように思っていたのですが、咎狗は文章を読み進めていくADVだけに小説に近いものだったんだなーとアニメを見て感じました。

#1エンディングテーマ
いとうかなこ「no nomal」




10/3 メルフォ「夏休みの話、最新作読ませて頂きました。〜」の方へ 更新分、読んでくださってありがとうございます! 重い感想だなんて、とんでもないです。真剣に読んでいただけたのだな、ととても嬉しかったです。 そして、学生のシキアキが好きだと言ってくださって、ありがとうございます。学生のシキアキは、「学生だったら二人はこんな感じかも?」と想像して書いている部分が多いので、不自然になっているところがないだろうか、と不安になることもあるのでほっとしました。 予想されている通り、この後もまだ重い展開が待っていると思います。最後まで読みたいと言っていただけて、本当に嬉しいです。ハッピーエンド好きなので、最後は幸せな結末に持っていけるように頑張りたいと思います。



2010/10/02
■学生パロ「夏休みの話7」
夏休み編は完結しました。最後の一ヤマ(多分一ヤマだと思うのですが……)のために、夏休み編のラストは苦めの展開で終わります。これ以上苦い展開は勘弁という方は、閲覧をお勧めできません。
学生パロ、ほのぼのラブラブな雰囲気で通せたらよかったのですが、夏休み編の冒頭部分で試してみたらちょっと苦しかったので……。最後まで波乱万丈な展開を目指してみようと思います。

今後の更新は、すぐに学生パロの続きをするか、別の話で数回の続き物をするか、検討中です。


・キラルワークス買いました(反転)
茶屋町勝呂さんの絵が大判で見られて、迫力がありました。ゲームの絵とはまた違う、勢いのある絵ですよね。茶屋町さんの描くシキは滅茶苦茶男前に見える絵と、滅茶苦茶美人に見える絵が幾つかあって、全体的にもシキは美人で男前な印象でした。比較するとゲーム版のシキは、どちらかといえば可愛くて綺麗という印象かなと思います。
そして嬉しかったのは、巻末についている咎狗のED後の一コマのイラストと文章。個人的には源アキverとシキアキverが好きです。シキアキverの一コマ、アキラの思考に「いや、それはもう恋だから!」と力説したくなります。源アキverは源泉の包容力で人間的に安定して、強くなったアキラが綺麗だなと思いました。




2010/09/25

・nにとってのシキ

シキにとってnは宿敵だというのは、ゲーム本編からもよく分かります。
では、逆にnにとってシキは何だったのか。ゲーム本編や漫画版からは、シキの実力でもnには及ばないらしい、という印象を受けます。そして、宿敵というのもシキの片想いかな、とも。
でも、よく思い出すと、シキルートでnは、わざわざ挑発するようにシキにライン原液を渡している。最後には、シキに殺されてやっている。面白がっていたにしろ、半ば八つ当たりだったにしろ、他の人間よりはシキを意識した行動を取っているということを考えると、ある意味特別な相手であったのだろうな、と思います。

ここで、nがシキに(わざと)殺されてやったことについて考えてみます。
私はこれまで、nがシキに殺されてやった理由は、一つはアキラを手に入れられないことへの絶望だと考えていました。更にもう一つは、シキがアキラに悪影響を与えると考えて、心理的・肉体的にシキを蝕んで殺す時限爆弾を仕掛けた、と思っていました。ED1ではシキは生きる目的を見失うし、ED2、3ではニコル体質になるより死ぬ可能性が高かったはずなので。
これらの理由をアキラ中心に考えたのは、nがアキラのためだけに生きているように思えたからでした。
が、nがシキに殺されてやったのをアキラのためだけ、と考えると矛盾が出てくるような気もします。シキルート終盤でアキラがシキと心通わせつつあるときに、そんな風にシキの生きる目的を奪うような真似をすれば、アキラもシキの破滅に巻き込まれる可能性があると分かる――つまり、アキラのためを思うならそういう行動にならないのでは。
と、いうことで、アキラ以外の点から考えてみました。nがあのような形で死を選んだのは、まずアキラが手に入らないと絶望したから。その絶望が怒りに変わり、アキラを悲しませてはいけないという自制を忘れて、シキに八つ当たりしたから、といえるのではないでしょうか。
nはゲーム中感情を失ったと言われつつ、結構感情がある節もうかがえます。そして、終戦からアキラがトシマに現れるまでの長い間、その感情を向ける相手はある意味シキだけでした。(シキが一方的に追い掛けていたとはいえ、それも、まぁ、コミュニケーションといえるかもと思うので)。
なので、八つ当たりというとっさの感情がシキ一人に向かってしまったのかも。

シキにとってnは宿敵でした。nにとっても、アキラが現れるまでの間シキは、研究所を脱走し、終戦の混乱で皆がnの存在を忘れていく中でnを追い続けてきた数少ない人間の一人として、(決して好感はないにせよ)貴重な相手だったのかも、と思います。何というか、nがちゃんと感情の働いている状態で、互いに感情をぶつけ合って闘っていたら、強敵と書いて「とも」と読む仲になっていたかもしれません。
結局、そんな風にはならずに消化不良な関係で終わりましたが、それでも、nはシキがいて救われた部分もあったんだろうなと思います。実験体として感情を奪われて、望まない殺人をさせられて世の中に絶望するほどだった思いをぶつける相手がいたということで。



2010/09/19
■学生パロ「夏休みの話6」

咎狗、PSP版が出るのだと公式サイトで知りました。
PS版のPSP版……追加シナリオがあったりするんだろうか、とドキドキします。
そして「プレイ人数1人(通信対戦時2人)」の記述が非常に気になりました。
通信対戦時2人ということは、もしかして格闘ゲームモードもあるの!?とよく確認したら、咎狗ポーカーだった……。咎狗ポーカーも好きですが、咎狗のストーリーがストーリーだけに、格闘ゲームを期待してしまいました。ポーカーのちびキャラ達のCGで格闘ゲームモードとかもちょっと見てみたい。
一つ不安なのは、咎狗ポーカーが通信対戦専用だったら、ということです。ポータルサイトの「通信対戦化して」の記述は、果たして通信専用ですよーということなのか。
昔、ポケモンの通信交換の相手もほとんどいなかったのに……。




2010/09/12
■今週までのメモをログに移動しました。

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何かありましたら、メールフォームからどうぞ。
拍手設置期間に拍手してくださった方、ありがとうございました!励みになりました!


・ピアス
シキはどうしてアキラにピアスを着けようと思ったのか、時々不思議になります。シキは自分ではピアスをしていないし、性格的に自分が着けるとなると「そんな腑抜けた格好ができるか」と拒絶しそうな気もします。
恋人にネックレスだか指輪だかをあげるのは、所有欲の表れだと何かの本で見かけたことがあります。シキがアキラにピアスを着けたのも、きっと同じ意味を持つのだろうと思います。
ここで注目すべきは、シキはピアスをしていない、また、縁遠そうな性格であること。こういう人物が相手にアクセサリー、しかも外したとしても身体に長い間痕跡が残るものをあげようと思った(というか無理に着けさせたわけですが)のは、余程のことだったんだなと思います。単に所有欲というより、シキに拾われたときアキラは「死んでもいい」モードだったので、死からもアキラを自分のもとへ引き留めておきたいと無意識に思ったのかもしれません。
更にピアスが耳でなく臍ピアスだったのも、面白いなと思います。私はピアスをしないので全く詳しくないのですが、ピアスといえば装飾品なわけで、身を飾るために着けるものなのだろうなと思います。その装飾品を、人目に触れる場所ではなく臍に着けるとなると、色々妄想が広がります。

とりあえずアキラは毎日見る→とりあえずアキラ自身に対する所有宣言である
他人が見る場合、それはアキラと(性的でないものも含めて)親しい他人である可能性が高い→アキラに手を出されたくない

という感じかな、と。
他人に対してアキラの所有権を主張するという部分では、臍のピアス=アキラに手を出そうとする人間や肌を見せ合う仲の人間に対してだけ分かるように、というのが非常にツボです。ある意味控えめという奥ゆかしいというか、それがむしろ却って執着が強いのが表れているっぽい感じがしたり。しかも、それだけ執着しながら、アキラにキスをしたのがもっと後なのだから、余程最初から無意識のうちに惹かれていたのだな、ととても萌えます。
と言いつつ、シキのあの服装の趣味からして、案外ピアスも趣味だったのかもしれない。自分は裏の仕事の依頼で戦地に行ったりするから、邪魔なので着けないだけとか。




メールや拍手で通販到着の報告を下さった方、ありがとうございました!無事に届いてよかったです。
通販をしたのにまだ到着されていない方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。



9/8 沙耶様へ
メッセージ受け取りました。このサイトのお話を気に入っていただけて、本当に嬉しいです。お問い合わせの件につきましては、冬頃になりますが、こちらから改めてお返事させていただきます。しばらくお待ちください。













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