2010/12/31

■その他「みんなで年越しの話」(シキアキ+コノエ+蓉司)
昨日キラルとは全く関係ない用事でアニメイトで買い物をしたら、アキラ・コノエ・蓉司+アニメイト店長がこたつで年越しそばを食べているイラスト入りのカップそばをもらいました。思いがけないところで、こういう自ジャンルのグッズをもらうと、すごく嬉しいものですね。嬉しくて、今日まで待たずに昨日カップそばを食べてしまいました。
というわけで、ゆーぽんさんのイラストがとても和んだので、キラル3作品主人公が年越しそばを食べる話を書いてみました。

今年はサイトを見ていただいて、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。


■最後の通販受付分発送から一週間経ちました。
まだ届いていない方は、ご連絡ください。


12/27 由香利様へ
メルフォからのメッセージ、確認しました!




2010/12/26

・シキアキとプレゼント

先日「プレゼントの話」を更新しておいて言うのも何なのですが、シキとアキラは普通の恋人のように記念日にプレゼントを交換しなさそうなイメージがあります。特にトシマ〜脱出後すぐあたりは、お互い好きなんだけどそれを自覚したくなさそうな曖昧な関係だし、そもそもプレゼントを交換しあっている余裕もなさそうだしな感じで。それに、シキにしろアキラにしろ、どこか浮世離れしているというか、イベントごとに興味がなさそうな性格に見えます。
ED1シキ復活後とか、シキが復活してしばらくして生活が落ち着いたら、余裕があるんだけど「お互いがいればそれでいいや」な感じになってしまって、むしろプレゼントが出てくる余地がなくなりそうなイメージがあります。ときどき、何かの品物を贈ってみることがあっても、そう高価なものは必要ないし興味もないしお互いそれが分かっているので、本当に何でもないものを贈ってみたり。

逆にED2、特に総帥の方は、喜々としてアキラに色々プレゼントしそうな気がします。マイフェアレディではないですが、(器量はよくても)割と地味だったアキラに服やその他色々を贈って身につけさせて、さり気なく飾り立てて徐々に『高嶺の花』に仕立て上げていくという。
(そういえば、ED2のアキラが『高嶺の花』になったのには、アキラ自身が強くなろうと努力したことだけでなく、やはりシキがそうさせた部分もあったのではないかなと思います。それは、愛人であるアキラを見せびらかしたい気持ちも多少あったかもしれませんが、ただの若者でしかなかったアキラに、国家元首の傍に控える自信を付けさせるためという理由もあったりしたのではないかと)

ED3の麻薬王もアキラに色々プレゼントをしていそうです。が、総帥の場合とは違って、こちらのシキは全く楽しくなさそうに、どうでもいいという態度で贈りそう。ED3のシキはアキラが好きなんだけど、それを態度で表したくない(自覚もしたくない)感じなので、プレゼントをするときにもぶっきらぼうな態度になりそうだと思います。(しかし、ぶっきらぼうな態度な割りに、結構いろいろまめに贈っていたり)


12/26 由香利様へ
「プレゼントの話」読んでいただけたのですね。ED1の二人が一緒に歩んでいくというシチュエーション、私も大好きです。本当に、ED1は二人の幸せを祈らずにはいられないEDですよね。
新刊、読みたいと言っていただけて光栄です。通販に関しては、よろしければ冊数とメールアドレスをお知らせいただければ、取りおきしておきます。(その場合は、先日通販の遣り取りをしたばかりで申し訳ないのですが、通販受付は本名で処理していましたので、再度アドレスをお教えいただけると幸いです)そして、新刊の値段について、ご指摘ありがとうございます。実は新刊の値段は、今回は間違いでないのです(間違いの前例は何度もあるのですが・笑)。オフ最後の本なので、オフ最後のご挨拶代わりの気持ちでサービス価格を目指してみました。
労いのメッセージ、ありがとうございました!




2010/12/24
■ED1「プレゼントの話」
文の更新ではお久しぶりです。
今回のお話はクリスマス記念で、「シキとアキラがお互いにプレゼントしあう」というのがテーマでした。王道シチュエーションの「プレゼントは自分自身」というのを捻ろうと思ったら、思ったより真面目な感じの話になりました。



2010/12/19
■オフラインに2011/01/09ComicCity大阪82参加情報をのせました。

新刊『この手の中に残るもの』も、無事印刷所に原稿を送ることができました。
その関係でばたばたしていたので、アニメ感想はまた後日。


1/9新刊『この手の中に残るもの』について。
今回はPC版シキルート途中から分岐の、ifストーリーです。もしもアキラがシキに拾われた後〜内戦開始までにもう少し二人に時間があれば、どうなっていたかなというお話です。

ED1後、シキは生きる目的を見失い、正気を失ってしまう。アキラは抜け殻となったシキを守りつつ、意識を戻す方法を模索する。アキラの努力の甲斐あって、シキはやがて意識を取り戻し、二人は平穏な日常を送る。が、やがて新たなニコル適合者と処刑人が現れ、平穏な生活は壊されてしまう。

という感じのストーリーです。
オフラインページの試し読みや注意書きを見ていただければ分かると思うのですが、今回は一部お話にn×シキ描写が含まれます。注意してください。今回はnとシキの本気でどちらかの死までいくような闘いが書きたくて、「ただ昔に闘って負けたというだけではシキの執着具合が説明しにくいかな」ということでn×シキ描写になりました。

今回書きたかった部分は
・nvsシキで本気の闘い
・リンとシキの和解(?)
・アキラが初恋を自覚


今回の本で、オフラインで出す本は最後になると思います。
機会がありましたら、手にとってみていただけたら幸いです。



2010/12/11
■オフライン再版分通販開始
既刊『重力』の通販を始めました。よろしければ、ご利用ください。なお、再版分はオンデマンド印刷です。
受付期間は本日〜12月23日、在庫がなくなれば早めに終了する場合があります(ないと思いますが)。

1月の大阪のイベントで新刊を予定していますが、1月イベント終了後の通販まで『重力』を取り置きすることはご容赦ください。2種類同時の通販は、複雑すぎてまちがえてしまいそうなので。


・咎狗アニメ第九話

やはり、最初と比べると、アキラの表情がぐっと豊かになった気がします。「ちがう、それは強さなんかじゃない」とケイスケに叫ぶところは、以前のアキラからは考えられない必死さで、アキラの変化の大きさを感じます。

闘いながら話すアキラとケイスケ。ゲームでもこういうシーンはあったけど、映像でみるとやっぱり、すごく燃えます。感情がこもったアキラの台詞も、アキラの必死さがすごく伝わってきました。ここまですれ違わないと話し合えなかった二人を見て、何といったらいいのか分かりませんが、強いて言うならかわいそうだと思いました。
アキラの台詞からすると、アキラは結構前からケイスケの「自分なんか」が気になってたけど、ちゃんとケイスケを認めていたんだなということが分かります。認めていても、ケイスケがあそこまでにならないときちんと伝えられないアキラの不器用さに、「頑張ったらもっと早く伝えられたでしょ!」と思うのですが、でも現実に手遅れになってからでないと伝えようとできないことって確かにあるよなぁと思いました。
今までアキラは人間としてかなり不器用な部類だと思っていたのですが、最近『女には向かない職業』という推理小説で主人公が「自分が相手を気に掛けていたと無難に示すことができるのは、相手が死んでしまったときだけだ。そうなったときには、相手はもう何もできないと分かっているから」と言うのを読んで、今回のアキラのような態度は特別不器用というわけではなく結構ありふれたことなんだろうなと思いました。

ケイスケがアキラの血を飲んだシーンは、ケイスケが死んでしまったかとひやっとしました。

ライン中毒から立ち直ったケイスケ。あのあとのリンの登場が結構いきなりで、びっくりしました。あの部屋、適当に入ったっぽいのに、どうしてリンは見つけられたのか。まぁ、でも、アニメの長さを考えるとはしょったり話が急になるのは、仕方がないんでしょうね。
リンが立ち去った後、ケイスケがアキラにリンのところへ行ってと言ったシーンが、仲間のことを思いやってる感じで好きです。もとのケイスケの柔軟な心が戻ってきたように思えました。ケイスケは、アキラへの恋心や何もできない自分への敗北感で黒ケイスケ化してしまったけれども、本来は自分のすべきことが何か、相手(アキラ以外の人も含めて)のために自分が何をできるか考えてしっかり行動できる人間なんだなと感じました。


#9エンディングテーマ
いとうかなこ『Honed Moon-咎レタ月』




・咎狗アニメ第十話

シキとリンの闘い。シキはあくまでリンへの攻撃には鞘などが中心で、やっぱり刃は使わなかったですね。アキラが乱入して闘いを中断されなかったら、シキはリンにとどめを刺したのかどうか気になります。もしそんなことになったら、シキは内心迷って、何だかんだ理由をつけた挙句に結局殺さなかっただろうなーと夢見て(?)いるのですが。そういうシーンも、それはそれでちょっと見てみたかった。

アルビトロとシキのシーン。
「非ニコル」という言葉でシキも分かったということは、nを追いながら結構プロジェクトのことも調べたんでしょうね。ゲームでは、シキがどの程度プロジェクトについて知っているかは曖昧だった気がしますが。やっぱりそうだよね!と何となく嬉しくなりました。

リンと話すアキラ。
「人を信じるのが怖いのか」はケイスケと話し合ったアキラが言うと、実感が籠もってますね。それでも、その後の「殺すよ」「殺していい」は、あの状況ではどうなんだろう? と思います。ケイスケとも一緒に生きてトシマを出ようと言っていたから、そう簡単に死ぬというのは、ケイスケがかわいそうな気も。でも、リンを説得するにはそれくらいの覚悟を示さないと、できなかっただろうなとも思います。
その後の処刑人が来たときのアキラの「リン、行けるか?」と確認しているところが、すごく好きです。アキラとリンの共闘、短い時間でしたがキリヲとグンジのパワー&破壊力中心のコンビに対して、スピードと技のキレ中心のコンビの闘いで戦闘シーンがちょっと新鮮で格好よかったです。

次回くらい、nとシキの戦闘シーンがありそうで、楽しみです!


#10エンディングテーマ
CurriculMachine『Don't look away』




2010/12/05

今回は咎狗アニメの録画が観られなかったので、来週ぐらいにまとめて感想を書けたらと思います。
咎狗アニメ、PC版のようなR−18じゃないと分かっていても、家族のいるところでは見にくいものですね。


・リンの殺意

前回のアニメ感想で、「シキは絶対リンを殺したくない!」と盛り上がりました。
ゲームのリンルートでも、シキはトシマの街で遭遇したリンを(アキラという邪魔が入ったにせよ)殺しませんでした。そもそも、ペスカ・コシカの隠れ家を襲撃したときに、現場にいた(遅れて現れた?)リンを殺さなかったことからしても、シキの方は意識してか無意識にか、リンを殺したくなかったんだろうなということがうかがえます。
ペスカ・コシカの隠れ家襲撃事件でシキがリンを生かしておいた理由を、自分とnの構図に持っていきたかったと見るのか、シキにも情があったと見るか。ゲームのアキラルートを見るに愛情を示すのが不器用なシキのこと、やはりリンへの情から殺せなかったのではないかな、と個人的には思います。
リンルートで、シキが時折リンを嘲笑う態度を取るのは、自分の中の肉親への情を認めたくなくて、『気まぐれでリンを生かしてリンが復讐に襲ってくるのを退屈しのぎにしている』という態度を取っているんじゃないか、と。というのも、単に気まぐれだけでリンを生かしたなら、アニメのように復讐に来られて闘いを仕掛けられて、シキが殺さずにいるとは思えないので。

対して、リン。
ゲームでもアニメでも、リンはシキに激しい殺意を見せます。兄とはいえ――むしろ、自分の兄だからこそ――自分の大切な仲間を殺した相手なのだから、憎しみを抱いているのは自然なことです。
でも、シキは弟であるリンを殺すのを、ためらっていた。では、リンにはシキのように、兄を殺すことへのためらいはなかったのかどうか。
リンの方も、やはり、兄であるシキを殺すことへのためらいはあったんじゃないかな、と思います。ただ、リンからすれば、シキの強さは圧倒的で、間違ってもシキが自分に殺されてしまうことはない。だから、シキを殺してしまう心配なしに、全力で挑むことができた。むしろ、リンの方が殺される可能性が高かった。

そんな風に、勝てる見込みもないのに、なぜリンはシキに挑み続けたのか。それは死んだ仲間のためであると同時に、シキに隠れ家を漏らした自分を罰するためだったのではないか、と思います。
リンにとって、シキは幼い頃からの憧れの対象でした。仲間を殺したシキを憎むといっても、そうした幼い頃からの感情を簡単に消してしまうことは難しいかもしれません。なので、リンが執拗にシキを追い続けたのは、自分の憧れの対象であったシキの生命をねらい続けることで、自分を苦しめる=罰するという意味もあったのかもしれないな、と思います。そんなわけで、リンはシキを追い続けるしかなかった。

リンルート最後で、リンはアキラと過ごすことで自分の復讐心を吹っ切り、決着を着けるためにシキのもとへ向かいます。そのとき、シキに「兄貴」と呼びかける。
この部分で、リンが吹っ切ったものは何だったのか。シキに「兄貴」と呼びかけるくらいだから、兄弟の情を吹っ切ったわけではなさそうです。
となると、リンが吹っ切ったのは、シキを追うことで自分を罰していた自分自身だったののかもしれないな、と思います。


・オフ本『重力』通販について
再版分の『重力』が印刷所から届きました。初版はオフセット印刷でしたが、今回はオンデマンドで印刷しています。
今週末はまだオフの新刊用の話が終わらなかったので、来週末11日頃から通販受付を始めようと思います。



2010/11/28
・咎狗アニメ第八話

ケイスケが黒化したのと、背景に廃墟が多いせいか、最初の方は何だかホラーっぽい雰囲気がありましたね。

今回、ニコル・プロジェクトとニコル・ウィルスの説明がありました。ゲームではアキラの非ニコルは「ニコルを中和するけど反応が強烈すぎて苦しい」という設定だったはず。対して、アニメでは「ニコルを中和すると毒素が発生する」ということになっていました。 でも、血を舐めても猛は(苦しみながらも)生きていて直接にはケイスケに殺されたので、「毒素が発生して死ぬ」はちょっと苦しいかも? と思いました。
うーん、それとも、発生する毒素もラインの使用歴や個人の体質に左右されるということかも。非ニコルを使えば、ラインは中和できてケイスケも死なないかもしれない。けど、死ぬ可能性が非常に高い→だから源泉はアキラの血を使えとは言えなかった、ということでしょうか。

アルビトロがアキラの血を検査→源泉が検査結果を見るの流れがスムーズで「おぉ!」と思いました。
っていうか、アニメではラインは絶対やめられないっぽいですよね。ゲームでは、「依存性は高い」けど、(ケイスケルートでもあるように)死ぬほど頑張ったら止められないこともない、という感じでしたが。
アニメの「ラインは止められない」設定は、よりいっそうアキラを追いつめる要素になっている感じです。最初の無気力さとは一転、必死でケイスケを救おうとするアキラの一生懸命な様子に胸を打たれます。特に、源泉の前でへたりこんだシーンは、すごくアキラの人間らしさが伝わりました。


そして、シキとリンのシーン。

(*ここの感想は妄想多めです)

ちらっと映った過去のシキが美人でした。もちろん、現在のシキも美人だと思います。
高速道路のシーン、アニメはシキルートでもリンルートでもなさそうなので、まさか見られるとは思ってませんでした!
リンはシキに「あんたは出来の悪い弟なんか気にしてなかっただろうけど〜」みたいなことを言ってましたが、そんなことはないような。
闘う最中に刀を抜かない・普段よりたくさんしゃべるところに、シキのリンに対する感情が出ていると思います。それに、あの高速道路が崩れてリンが落ちかけて闘いが中断したとき、シキは刀を抜かなくて済んでほっとしていたと思います。
そりゃあ、そんなベタベタ可愛がらなくても、シキは絶対リンが可愛いと思います。だって、ゲームでも一目惚れしたアキラへの扱いがあんななわけで、シキは好意の示し方を知らない人間なんだと思います。むしろ、厳しくするのが愛情と思っていそうというか、自分が好意を持っていることすら理解していなさそうというか。それで愛する者(今回は兄弟への愛ということでリン)に離れて行かれるシキも、自業自得な部分がありつつも可哀想ではあります。


#8エンディングテーマ
喜多修平『優しさに守られて』




2010/11/21
・咎狗アニメ第七話

前回感想で「黒ケイスケになる過程が見たかった!」と書いたら、今回の冒頭であって一瞬混乱しました。「あれ? 私、放送の回取り違えて見たっけ……?」と。
ケイスケがラインを飲む前の「アキラの笑顔が見たい」から、ラインを飲んで「曇った顔が……」になる変化が、ラインの精神に及ぼす影響ってこういうものなんだ、と改めて分かった気がしました。あと、喫茶店でケイスケがアキラを苛めてる(?)場面とか。ゲームだと間にイベントを挟んでいるので、ケイスケの変化の大きさもあまり感じないのですが、こうして一連の流れで見るとケイスケがヤケになったのではなく、ラインの効果で異常な性格の変化をしているように感じました。

そういえば、黒ケイスケとのシーンを見ていて思ったのですが、だんだんアキラが無気力なばかりの若者でないことが表れてきた気がします。まだ言葉足らずな部分はあるけれども、黒ケイスケとの会話のときの表情も素直だったし、リンにケイスケのことを相談(報告?)していたし。
ゲームでもこのような内容はあるのですが、やはり表情が見えるのでより分かりやすかったです。
アニメ初回のアキラは、ゲームでアキラが本当はどういう性格か分かっている私にも、ちょっと取っつきにくいというか感情移入しにくい感じでした。が、回が進むにつれてだんだん素の表情が見えてきて、今回は特にアキラの人間らしいところや不器用だけどまじめな性格がよく分かって、アニメのアキラにもより好感が持てました。

アニメはリンの描写も丁寧で、嬉しいです。アキラを慰める場面では、年下だけど苦労している分、やっぱりアキラやケイスケより大人なところがあるなーと思いました。ゲームでもそうですが、リンはそういう大人びた部分や強さと、脆さや弱さを同時に持っていていて、時々アンバランスになるところがすごく魅力だなと思います。

そういえば、nとアキラのシーンで太陽が出ていて、個人的に衝撃を受けました。
私はお話でトシマの場面を書くとき、曇りや雨ばかりで太陽を出さないようにしていました。ゲーム中「環境破壊で曇りや雨が多い」という描写があったので。でも、よく考えたら、いつも完全に曇りか雨で太陽が出なかったら、農作物とかエライことになってニホンももっと大変だよなーやぱり太陽もちょっとくらいは出るよなーと反省しました。

そして、今回はシキがnのトランクを持っていくシーンがありましたね! シキ登場の度にシキとアキラの会話が増えてるのが、少しずつ仲が深まっているようで嬉しいです。

#7エンディングテーマ
OLDCODEX『crossing fate』




2010/11/14
・咎狗アニメ第六話

いきなりの黒ケイスケでびっくりしました。黒ケイスケ登場まで、もうちょっと時間というか、心を準備する間がほしかったかもしれません。猛が50%ラインを使ってるところを前振りにしてからケイスケのクラブ襲撃があった方が、何を使ったのか分かりやすかったような。
それに、ラインを使う直前のケイスケの葛藤の描写をもう少しほしかったような。今まででも、ケイスケは結構丁寧に描写されてきた気がするので、アニメの内容としてはもう十分なのかもしれませんが。
今までは普通の子であるケイスケがトシマの異常さやアキラの立場の過酷さ・自分の無力さを悟っていく過程で、見ている側としてもケイスケの反応でトシマの状況が分かりやすいという部分があった気がします。なので、アキラと喧嘩して力がほしい→ラインという選択肢もあるかも、と迷うところもあったら、普通の若者がライン(麻薬)に手を出してしまう心情が見ている側にも更に分かりやすかったかも。
そういえば、私の見落としかもしれませんが、ライン使う前に猛の家庭環境もなかったような。ゲームや漫画では、ちらっと「イグラ参加者やラインに手を出す者も、ただの無鉄砲のようでいて止むに止まれぬ事情がある」という話が出ていて、その部分がすごく好きなのでもうちょっと、そういうあの世界の若者たちが追いつめられてる感に興味があります。

でも、ライン使う前がなかった分、猛の死ぬ前の由香里回想〜死は、すごく心情が伝わってきました。猛が由香里の名前を呼びながら、這ってでも前に進もうとするシーンが、切実さが伝わってきてすごく好きです。


そういえば、今回、エンディングテーマのボーカルの人の声が好きだなーと思いながら聞いていたら、やはりワタナベカズヒロさんで嬉しくなりました。ワタナベさんの歌が好きです。というか、エンディングテーマは毎回「あ、あともう何回かこれエンディングで聞きたいな」と思うものが多くて、毎回エンディング変更はやっぱり勿体ないなという気もします。きっとエンディングテーマ集とか出るのだろうとは思うのですが。

#6エンディングテーマ
Curriculu Machine feat.W.K.
『Requiem Blue』


オフ本『重力』は在庫僅少だったので、少し再版することにしました。
まだ予定なのですが、前回はイベント売り先行で通販の途中でなくなってしまったので、今回は『重力』再版分だけサイト通販先行にできたらいいなと思っています。忙しくてできなかったら、やっぱりイベントからで。どちらにするにせよ、12月の最初の週の週末(3〜5日)あたりで、どうするか一度メモでアナウンスしたいと思います。



2010/11/06
・咎狗アニメ第五話

そろそろお話がトシマとイグラの描写などの表面的な部分から、アキラの非ニコルをほのめかす描写やシキとアルビトロの接触など、少し深いところに入って来ましたね。 ただ、やっぱり映像と台詞での説明だと、だとゲームのテキストより分かりにくいかなという部分もありました。「あ、これ、うっかり見逃すところだった」と思ったところが幾つかありました。

たとえば、リンが死体の山に立ち尽くすシーン。
前回のリンがシキを追いかけて行った続きだと分かりにくいかも。あの死体はシキの通り魔の結果なのでしょうが、前回の流れを忘れてうっかりリンがやったのかと思いました。

それから、アキラがイグラ参加者から逃げて「背中はついていた、立会人も〜」云々を言うシーン。
ゲームだとイグラの試合だとかいう台詞があるのでアキラの台詞も意味が分かります。が、映像だと三人と闘うシーンもするする流れてしまって、あのときイグラをやったことになっていて、それを受けてのアキラの「立会人」云々だというのが分かりにくいかも。

あと分かりにくいな、と思ったのが最後のアキラの「ほっといてくれ」以下ケイスケにキレるシーン。
源泉に庇われたときに自分か打ち負かした敗者が処刑人に運ばれたところを見て、アキラはかなり動揺したのだと思います。が、表情の変化もさほど大きくなかったし、独白の台詞もなかったので、動揺して罪悪感を覚えているということが、少し分かりにくかったかもしれません。それで「ほっといてくれ」の辺りは、急にアキラがケイスケにキレだしたような感じも受けました。
ただ、このシーンに至るアキラのホテル帰還〜ケイスケ・リンのタグ交換〜「お前を見てるとイライラする」の流れは、見ていてすごくおもしろかったです。
ケイスケのタグが少ないからと、リンが気遣って救急セットを注文してあげるところでは、ケイスケが自分が無力だと感じる理由がよく分かりました。リンは親切心なんだけど、ケイスケは友情でなく既に恋情でアキラを守りたいと思っているわけだから、こういう状況で役に立てないのはそりゃぁ辛いだろうなーと思います。また、あのシーンでケイスケが「タグがないと物資が手に入らない」→「生きていくのにタグが必要」を実感したこともよく分かりました。
そして、それに続く「お前見てるとイライラする」のシーン。
アキラは自分が打ち負かした人間が処刑人に引きずられていった→自分が他人の死を招いたことに動揺している(たぶん死体が綺麗なものでなく、生々しかったことにも動揺しているのでしょうが)。タグを得るということは人を殺すことだと知り、その行為に嫌気がさしている。
でも、このときケイスケは、トシマでのタグの重要性を初めて実感していた。だから素直にタグを持ち帰ったアキラを賞賛した。このとき、もしかしたらケイスケはイグラに敗ける=死という図式もあまりよく分かっておらず、Bl@sterに敗けるのと同じ程度としか思っていなかったかもしれません(アキラも処刑人が持ち帰る死体を見て初めて、イグラがどういうものか実感したっぽいですし)。
アキラはケイスケの「おめでとう」に怒りましたが、実はこのときそれぞれイグラとトシマの別々の面を見たからの態度で、どちらが悪いということではなかったのだなと感じました。


そういえば、今回もちょっとあったシキのシーン。シキの声がキャラクター中で割りと高めのせいか、「可愛いな」と思います。ゲームでも同じ声でしたが、映像で続けてしゃべっていると、改めて。
顔立ちや立ち居振る舞いもゲームの中のシキの通りなのですが、アニメ版はやけに可愛い印象が強い気がします。アニメは、無表情といいつつも何だかんだでちょっとずつ表情が変化するから、余計にかもしれません。


#5エンディングテーマ
美郷あき『one more again』
















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