2011/04/28 ■学パロ『別離の話6』 学生パロ開始当初は、ユキヒトがここまで話に絡んでくるとは考えてもいませんでした。次回くらいで『別離の話』のユキヒトパート(ユキヒト編? 編というほどでもないような気もしますが……)は終了して、次へ行きます。 2011/04/17 <通販連絡> ・受付18の方、土曜日に発送しました。メールでもお知らせしましたので、ご確認ください。 2011/04/10 ■学パロ『別離の話5』 前にもメモのどこかで書いたのですが、キャラが泣くシーンが大好きです。無駄に泣かせたいわけではないのですが、頑張っても力が及ばなくて悔し泣きとか、必死で堪えて堪え切れなくて泣いてしまうとかいう場面は個人的にとても燃えポイントです。 そういえば、学生パロで戦闘シーンを入れると、普通の咎狗が舞台のときと違って殺人罪とか銃刀法違反になってしまうんですよね。咎狗の世界が普通に戦闘シーンありだったので、殺人罪etcをすっかり忘れていました。学生パロ当初の予定はほのぼのだったのに、戦闘シーン好きなのでそっち方向に流れていきつつありそうで、ちょっと反省しています。 <通販連絡> ・受付17の方、土曜日に発送しました。メールでもお知らせしましたので、ご確認ください。 2011/04/03 ・アキラが子ども化 前回の子ども時代に引き続き、話題は子どもでいきます。 シキとアキラの子ども時代も非常に萌えるのですが、ある日突然子ども化というのも、オーソドックスながらも萌える展開だと思います。両方子ども化というのも捨て難いのですが、一方が子ども化してもう一方がもとのままというのも素敵ですよね。シキアキが両方子どもというのは子ども時代のメモで語ったので、今回はアキラが子ども化した場合について妄想します。 アキラが子ども化した場合。シキは子ども相手でも対等に接しそうな気がします。ただ、いちおうリンという弟を持つ兄でもあるので、対等に接しつつも無意識に相手が自分より弱い存在であることを認識して、そこはかとなく気遣っていたりして。 *** 朝。珍しくシキより早く目が覚めた俺は、朝食の用意をしておいてやろうと思い立った。暖かなシキの腕の中を抜けだし、ベッドを降りる。足を床に下ろしたところで、ふと違和感を覚えた。 ベッドから床までの距離が、なんだか長くなった気がした。しかし、まさかベッドが一夜にして高くなるはずもない。気のせいに違いない。 俺は気にせず、部屋のカーテンを開けようと窓辺に立った。シキはまだ眠ったままだが、最初に起きた者がカーテンを開けるというのが、俺たちの習慣になっているのだ。 カーテンを引き開けたところで、俺は更なる異変に気づいた。窓に映る姿――そこに映っているのは十二、三くらいの子どもの姿だった。数秒遅れて、俺はそれが大昔の俺自身の姿だと気づいた。 「っ……っ、うあああぁぁ!」 驚いた俺は叫び声を上げ、姿の映る窓ガラスの前から飛びのいた。その弾みによろめいて後退し、バランスを崩して背中から倒れ込みそうになる。あっ、と思ったときには、力強い腕に背中を支えられていた。 振り返れば、ベッドの上に起きあがったシキが手を伸ばし、俺を支えているのだった。 「っ……シキ……」俺は情けない声で呟いた。 「お前は……アキラ、か……?」シキは驚きに目を見張りながらも、過たず姿の変わった俺に気づいてくれたようだった。「いったいどうしたんだ?」 「あんた、俺だって分かってくれるのか? 起きたら、こうなってたんだ。俺はどうしたらいいのか……」 説明する声が、不安のためにみっともなくも涙混じりになり掛ける。が、シキはあくまで冷静だった。 「分かったアキラ。もういい」シキは俺の説明を制すると、手を差し伸べた。「混乱してみても始まらん。もう一度眠ってしまえ。目覚めれば、きっと元の身体に戻っているだろう」 シキは、気休めに過ぎないと分かっていて、元に戻ると言っているようだった。物事を曖昧に述べることの少ない彼が、『きっと』とぼかした言い方を使ったのが、何よりの証拠だ。 「あんたは他人ごとだから、そんな冷静でいられるんだ! 俺の身にもなってみろ。元に戻らないかもしれないっていうのに……」 「大丈夫だ、アキラ」シキは辛抱強く言った。「お前がどうなろうと、お前には俺が付いている。決して見捨てはしない。だから、心配はしなくていい。……大丈夫だ」 差し伸べた手で、シキはそっと俺の肩を掴んで引き寄せた。腕の中に招き入れられ、壊れもののようにそっと抱かれる。シキは――滅多にないことに――甘えるような仕草で、俺の頭に頬をすりよせ、目を閉じた。まるで子どもがぬいぐるみを抱きしめるかのような、シキにしては珍しすぎる仕草だった。 俺は思わず少し笑ってしまった。 もう大人に戻れなかったら、という不安は依然として残っていたが、シキに抱かれているとその不安も幾らか遠のくかのようだった。俺はシキに身を預けているうちに、いつしか眠りに落ちていた。 再び目が覚めると、シキは側にいなかった。代わりに、開け放たれたドアの向こうのダイニングから、食べ物のいい匂いが漂ってきている。俺は唐突に、自分が空腹だということに気づいた。 時計を見れば、もう昼前になっている。 俺はベッドを抜けだし、ダイニングへと歩いていった。中へ入ると、シキがテーブルの上にブランチを準備しているところだった。 シキは俺を見ると、じきに用意ができるから席に着いていろ、と命令した。 「……なぁ、シキ。俺、暢気にメシなんか食ってていい場合なのかな……」俺は思わず言った。 「あぁ」シキは頷いた。「お前がそうなった原因は、探し出す。とにかくお前はメシを食え。空腹では、悪い考えが思い浮かぶだけだ」 普段は衣・食・住には最低限の関心しか払わないシキが、俺に食事をしろと言っている。俺はテーブルの上のオムライスの皿に気づき、シキが俺をひどく心配して――けれど俺のために心配を表に出さずに冷静でいてくれているのだと気づいた。 *** とりあえず、シキは普段はアキラをからかったりして遊びもするんだけど、こういうときは素っ気ないふりをしつつ、気遣っていそうだな、と。 そういえば、普段は寝起きのいいシキがアキラが傍にいるときだけ、ちょっと寝起きが悪くなってぐずぐずベッドで二度寝しようとするシチュが大好きなのですが、大人シキと子どもアキラで同じシチュというのも、シキが大人げなくて可愛らしくて素敵だなと思ってちょっと盛り込んでみました。 <通販連絡> ・受付14の方、土曜日に発送しました。メールでもお知らせしましたので、ご確認ください。 ・本日までに申込メールをいただいた方に、受付メールを返信しました。申込んだのに返信がないという方はお知らせください。 ・到着報告を下さった方、ありがとうございました!そんなに大事に読んでいただけるなんて、本当に光栄です! 3/29 メモのシキアキ子ども時代がすごく萌えだとコメントくださった方へ シキアキの子ども時代、何気なく語った内容にとても萌えたと言っていただけて、嬉しいです!子ども時代に会っている二人って、一般的な同人ネタではさほど珍しくないオーソドックスなネタですが、やはり萌えますよね。いつかネットのどこかで、あなたがお書きになったものに出会うことがあれば、私も閲覧者の一人として心の底から萌えさせていただきますね! 2011/03/27 ・シキとアキラの子ども時代 ナルニア国物語三章の映画を見ました。その中で、主人公の四兄弟の下の二人エドマンドとルーシーが、いとこの家に預けられている場面を見ていて。 シキとアキラが子ども時代に会う展開を、ちょっと見てみたいなとふと思いました。アキラは原作通り、孤児院に預けられた子どもで。何かの事情があって、シキとリンの住む家へ引き取られることになる。 で、シキとリンに会うわけです。 シキは跡取りとして色々勉強させられているので、なかなかリンに構ってやれていない状況。そこへアキラがやってきて喜ぶリン。二人はあっという間に仲良くなります。でも、シキは勉強などで忙しく、なかなかアキラの前に姿を見せない。たまに会っても非常に素っ気ない感じ。 「俺はシキに嫌われているんだろうか」と、アキラは落ち込みます。子どもなので、とても素直に落ち込みます。リンは「兄さんはアキラを嫌ってない」と言ってくれるけれども、やっぱり信じられないアキラ。 そんなあるとき、アキラは考え事をしながら野を散歩しているうちに、迷子になってしまいます。暗くなっても帰って来ないアキラを心配して、叱られることを覚悟で勉強を放り出してアキラを探しに行くシキ。シキは無事にアキラを見つけて、連れて帰ります。その帰り道に二人で会話を交わすうちに、アキラはシキに嫌われているわけじゃないと悟ります。シキの方も、アキラに打ち解けていきます。そして、帰ってから大人たちにいろいろ叱られたけれども、何となく仲良くなるシキとアキラ。 で、シキはそれから割りと早くにアキラを恋愛感情で好きになる。アキラの方は、友情が何となく変化していって恋愛感情になるけれども、気がつかない。何年かして、シキが戦場に出て行くことになったとき、二人はお互いが好きなことに気付く。けれども、気付いたときにはもう離れ離れで、戦後に再会してようやく想いが通じ合う、とか。 トシマで出会った二人が短期間で惹かれあうのがシキアキの魅力の一つだと思うのですが、PS版付録の子ども時代のシキやアキラのイラストも大好きなので、子ども時代の二人でそういう甘酸っぱい(のか?)展開というのも面白いかもしれないなと思います。 <通販連絡> ・受付16の方、土曜日に発送しました。メールでもお知らせしましたので、ご確認ください。 ・3/28よりヤマト運輸で青森県、秋田県、山形県へのメール便の取り扱いが再開されます。左記の地域の方で通販受付した方への発送は、4/2〜3辺りにさせていただきます。発送が遅くなり申し訳ありません。もうしばらくお待ちください。 ・到着報告を下さった方、ありがとうございました!少しでも萌えていただけたら、幸いです。 2011/03/20 ■学パロ『別離の話4』 今回はシキ側の事情のお話です。 ・オムライス アキラの好物のオムライスは、実は結構難易度が高いなぁと思います。チキンライスを薄焼き卵で包むのが、特に難しい。 ED3のアキラはまず自分で作ることはなさそうですが、ED2のアキラやED1のアキラは作る機会がありそうです。アキラは元は料理をしなかったとゲーム中に発言があるので、作るとなったら悪戦苦闘していそうな。特にED2のアキラは軍では高嶺の花なんだけど、実は自炊するときにすごくたどたどしい手つきでしていたら、非常に萌えます。 ED1のアキラは、シキが目覚めて「やっぱりソリドだけじゃまずいよな」ということになって、初めて手作りしようとしたら大惨事になったりして。まだ車椅子状態のシキが焦げる臭いか何かを嗅ぎ付けて、刺客からの攻撃かと慌てて駆けつけて別の意味でびっくりしたりして。それまでは、シキもアキラも互いにシキの目覚めに慣れていなくて会話の少ない遠慮がちな雰囲気だったのが、この一件で気が緩んであーだこーだ言いながら一緒に料理し始めるとすごく和みます。 シキは一応料理はできるけど、車椅子の高さが微妙に合わないので指示するだけ。もちろん、シキの指導はスパルタで。アキラは偉そうに言われてちょっと腹を立てながら、軽く言い合いしながらオムライスを作り直します。で、言われた通りに作ったらちゃんとしたものができて、感動してうっかり素直になって「あんた、すごいな!」とシキを誉めたり。ただ、最後の最後の卵を巻くところで軽く形が崩れて失敗するけど、シキはそれには文句を言わずに食べて「よくやった」とアキラを誉めたり。そんな料理風景だったら素敵だなと思います。 オムライスといえば、この間友人と話をしていたら、友人の家はチキンライスに半熟の炒り卵をかけるオムライスだということで、カルチャーショックを受けました。機会があって作ってもらったところ、意外に上品な味で感動しました。 オムライスの形式といえば、他に卵をかぶせるだけとか、卵→ホワイトソース→チキンライスの三層になっているものなどもときどき見かけます。シキの家で作っていたオムライスとアキラの考えるオムライスが違っていて、お互いびっくりしつつ、新婚家庭の味噌汁の味のように相談して決めるという展開も楽しいかもしれません。 <通販連絡> ・受付15の方、土曜日に発送しました。メールでもお知らせしましたので、ご確認ください。 ・現在ヤマト運輸でメール便受付休止中の青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県については、申し訳ありませんが発送を休止しています。 2011/03/16 ・シキアキと電話 ゲームED後では、シキとアキラはどのEDでもわりと一緒にいる感じなので、電話で話す機会は少なそうだなと思います。(それほど一緒にいるというのは、本当にすばらしいですよね!)それでも、シキもアキラもとてもいい声なので、電話でお互いの声を聞いたらそれはそれで相手に惚れ直すのではないかなと思います。 電話で話す機会が多そうなのは、上司部下の関係にあるED2だと思います。が、ED3でずっと留守にしていたシキが、アキラに電話を掛けるというシチュエーションも素敵です。 ED3シキがもの凄く葛藤して、それでも自分では認められないけれどもどうしてもアキラの声が聞きたくて、一旦は城に何かの用事で電話してついでとか言いながらアキラに繋いでもらったりしていると非常に萌えます。そして、そんなシキの葛藤にアキラは気付かない。気付かないで普通に「つまらない、早く帰ってきて」とかいつもの調子で我がままを言ったり、拗ねたりするといいと思います。で、シキは自分の葛藤に気付かれなかったことにほっとしたり、アキラのいつも通りの態度に安らぎを感じながらいつもの偉そうな態度でアキラの相手をする、と。 そして、更に希望を言うならば。アキラはシキの様子がいつもと違う(というか寂しがっている)感じに気付いているのですが、シキは心配されることを嫌がると(無意識にか意識的にか、どちらでもいいですが)分かっているのであくまで普通の態度で接していたりするのもいいと思います。 ED3は書くとR18シーンやその前後の雰囲気の話が多くなってしまいますが、そんな何でもないちょっとした場面もいいなと思います。 2011/03/14 心配してくださった方、メールを下さった方、お気遣いすみませんでした。私は西日本の方なので、震災の被害はありませんでした。 通販受付中の方へ 現在、状況が混乱しているため、申し訳ありませんが東日本への発送を保留しています。 2011/03/07 <通販連絡> ・受付13の方、土曜日に発送しました。メールでもお知らせしましたので、ご確認ください。 ・本日21時までに申込メールをいただいた方には、受付メールをお送りしました。申込したのに受付メールが届かないという方がもしありましたら、ご連絡下さい。 3/5 由香利様へ お久しぶりです。いつも学生パロを見ていただいているとのことで、ありがとうございます! そして、素敵と言っていただけて本当に光栄です。シキもアキラも(というか咎狗の攻略キャラの多くは)、ゲーム本編で皆何かを乗り越える描写があって、そういうところが魅力だなと感じていました。自分が書くときもそういう部分がちょっとでも表現できたらいいな、と思いながら書いているので、コメントのお言葉はとても嬉しいです! 学生パロ、続きももっとドキドキしていただけるように、頑張って書きますね! 2011/03/05 ■学パロ『別離の話3』 今回はシキにお父さんを何と呼ばせるかで、迷いました。ゲームのシキは昔は「父上」と言っていそうなイメージ。しかし、現代ものの学生パロで「父上」はどうなんだろう……? と思いつつ、やっぱりシキは「父上」と言っていそうなので「父上」を採用しました。 ゲーム本編では、 リンは子どもの頃「ぱぱ・まま」→「お父さま・お母さま」→(このへんでグレて)「親父・お袋」と変遷していそうな勝手なイメージ。 シキは長男として厳しく躾けられて、幼い頃から「おとうさま・おかあさま」→「父上・母上」→(家を捨てて)「あの男・あの女」と変遷していそうなこれも勝手なイメージ。 <通販連絡> ・受付13の方、振込み確認しました。今日明日中に発送しますので、少々お待ちください。 ・申込したのに受付メールが届かない、以前振込みしたのに本が届いていないという方がもしありましたら、ご連絡下さい。 インデックスへ |