2012/08/26

・次のイベント参加+オフ本『猫の恋』再販について
今はオフ本の再販は都合がつかないので、次回イベント参加できたらその時に少しだけ再販しようと思います。
その次回イベント参加ですが、今年は日程的に無理なので、2013年度の夏か冬ということになると思います。気の長い話で、問い合わせてくださった方には申し訳ないですが、また来年、オフ本『猫の恋』に興味を持っていただけるようでしたら、よろしくお願いします。

・ドラマダ感想ミンクルート

長い間が開いてしまいましたが、ミンクルートの感想です。ミンクはどことなくシキを思わせるところがあるので、感想を書くのにも妙に緊張してしまいます。でも、何となくミンクルートを見ていると「ミンクはこうだから、シキはこうだったのかな……」と比較して考えさせられる部分もあったりして、楽しいです(他作品と比べながらというのは、少し不純な見方かもしれませんが……まぁ、こういう感想もありかなと)。

ミンクはゲーム開始から蒼葉をアジトに誘拐?して痛めつけたり、プラチナジェイルでも蒼葉を犯したりと、他の攻略キャラより一方的な関係が目立ちます(そこがまた、シキっぽい・笑)。この蒼葉に対する扱いというのは、おそらく蒼葉の本性(=金目の蒼葉)を表に出すために、『意識的に』していた行為なんだろうなと思います。そして、意識的な暴力は、東江に一族を殺された復讐をするためであって、決してミンクの本来の性格がさせたわけではないのでしょう。
本来のミンクは蒼葉がグリッターでちらっと見かけたような、一人で静かに考えごとをしたり、終盤の仲間を大切にする情に厚い人なんだろうな、と。だからこそ、ED後は蒼葉にした行為の酷さや復讐が終わって自分の生きる目的が途切れたことを理解していて、蒼葉に惹かれながらも彼を求めることはせずに、一人で行ってしまったのでしょうね。
ただ、個人的にはシキがED1で生きる目的を失って狂気に陥ってしまったのに対して、ミンクはとりあえず生き続けたということが嬉しかったです。とりあえずちゃんと生きていてくれたから、蒼葉も追っていけたし、再会したからには二人が幸せになる道もあるだろうと思えました。

ここで思うのは、生きる目的が終わったとき、シキは狂気に陥って、ミンクはそれでもちゃんと生き続けた。その違いはどこから出たのだろう、と。
一つには、目的が果たせたかどうかという点が関係するのではないかと思います。ミンクルートでは、東江は最終的に倒されていました。一方、シキルートでは、nはいちおう倒したけれども、どちらかというとnがシキに自殺の手伝いをさせたような感じになってしまいました。このことが、まず影響しているのではないかと思います。
もう一つには、ミンクとシキの性格の違いもあるのではないかと。
ミンクは一族を殺されるまで(=おそらくは成人になるまで)、一族の中で平穏に暮らして来ました。その頃はごく普通に感情表現していたでしょうし、また碧島でも自分のチームのメンバーに対して(分かりにくいながらも)情を示しています。そういうところを見ると、ミンクは感情表現が抑え気味ではあるものの、感情そのものを否定することはなさそうだと思います。
一方、シキは未成年のうちから(自ら望んで、あるいは積極的に望まないまでも、覚悟をして)戦場に出ます。その中でnと遭遇し、自分の望み(=強くなること)を叶えるためには情を捨てることが必須だと思うようになります。そうして、シキは長い間、自分の情動を否定し続けてきたのではないでしょうか。
だから、ミンクは全てが終わったとき、ほっとすると同時に気が抜けた自分の感情と、蒼葉への想いを自覚して(受け入れないまでも)受け止めることができたのではないかと思います。対して、シキは全てが終わったことで感じた寂しさやアキラへの想い、リンの死への悲しみなど捨てたはずなのに思いがけず自分の中に生じた感情を受け止めきれなかったから狂気に走ったのかなと思います。



2012/08/22

シキアキED1〜3は、それぞれ完全無欠の幸せとは言えないまでも、それぞれのEDごとにシキとアキラの幸せの形があるのだろうなと思います。

シキが眠ってしまうED1。でも、アキラはアキラらしさを保っているし、シキは――おそらく隠し続けてきた彼の脆さをアキラに見せているわけで、お互いに自然体でいられる幸せなのではないかと思います。

次に、シキアキが軍で上り詰めるED2。このEDではシキもアキラも、「覇権」という同じ方向を見ていられるわけで、周囲の社会はともかく、二人は満たされているだろうと思います。

最後にED3。シキは情を捨て、アキラは正気を捨て、それぞれに狂気に囚われてすれ違っているように見えます。でも、ニコル適合者になって感情を捨てたシキが、唯一、執着するのはアキラだけ。アキラもまた、正気を失ってまでシキの傍から離れない。狂気の激しさで以てお互いに執着している――この状況も、これはこれで幸せなのだろうと思います。



2012/08/19

イベントに参加された方、お疲れ様でした。
本を手に取ってくださった方、声を掛けてくださった方ありがとうございました!私が口下手で上手く話せなくて、申し訳なかったです。でも、とても光栄でした。
差し入れを下さった方、おいしくいただきました。ありがとうございます!

今回の本はパソコンの故障でXPから7に変わって初めて作った本でした。パソコンが新しいのでいろいろソフトを新しく入れたりして、それでも上手くデータが作れなかったりもしたのですが、今日見たらちゃんとした本ができあがっていて嬉しかったです。確認したので本に問題はないと思うのですが、おかしな点がありましたらご連絡ください。




・ED3のシキアキ

ED3のシキとアキラ。双方が狂気に陥ってしまっているので、どちらかが「このままではいけない」と思って関係を改善しようとして、想いが通じ合ってハッピーエンドという展開にはつながらなさそうに見えます。(何だかそれが辛くて、ウチのED3シキアキはアキラがまだちょっと正気が残っている風に書いてしまうので、まだまだだな……と反省するのですが)
でも、ふと思ったのですが、ED3のアキラはあの狂った状態が最終形態?(もう元には戻らない固定の状態というか……)ではなくて、ED1シキでいうところの“眠って”しまった状態と同じだという解釈もありなんじゃないでしょうか。ニコルに適合して狂ったシキと共に歩むためにアキラも狂気に陥ることを選んだけれども、“眠って”しまったED1シキがCDドラマで「アキラ」と呟いて目覚めの可能性がほのめかされたみたいに、ED3アキラも何らかのきっかけでアキラらしさを取り戻すことがあるんじゃないかと。
そして、そのきっかけになりえるのは、やはりシキだろうと思います。ED3アキラが狂気の中でただシキに抱かれるためだけに生きることに疑問を持っていないのに対して、シキは抵抗しなくなったアキラを「つまらない」と感じている節があるので。小説版咎狗では麻薬王がそう思っている描写があります。また、ゲームのED3のエンディングでシキが度々アキラを放置していると仄めかされていますが、そうした態度からも「物足りない」と感じているんじゃないかなと推測することができます。で、そうした「つまらない」=今の二人の関係への疑問を抱いているからこそ、何かのときにシキがアキラを目覚めさせるような言動をする可能性があるんじゃないかなと思います。
ED3のシキアキは二人が完全に狂ってしまっていることを考えるとハッピーエンドが考えにくいけども、パンドラの箱みたいに底の底に希望があるといいなと思います。 2012/08/18

明日はイベントですね。久しぶりなので緊張します。
明日、会場に持っていく本は、

『猫の恋』(シキアキED1新刊)

だけです。一冊だけなのも寂しいのでコピー本でも作りたかったんですが、余裕がなくて結局、一冊だけになってしまいました。
内容はオフラインのページで紹介している通りです。
オフ本を作るのは久しぶりで、いろいろ悪戦苦闘したところもあるのですが、楽しんでいたらけたらいいなと思います。もし気が向かれましたら、感想をいただけたら嬉しいです。

明日は私は12時半頃から三十分ほど、別の建物を見に行こうと思っています。ただ、友人が来てくれるかもしれないので、12時半以降もスペースには誰かしらはいると思います。 自家通販はイベント終了後、荷物が届いたらなるべく早めに開始する予定です。


■ED3「シキが二重人格の話」

・シキと二重人格

以前のアキラ二重人格ネタを思い返していて、ふと思ったのですが。
シキにもアキラにもそれぞれに精神的に強い部分、脆い部分があると思うのですが、どちらかというと心が柔軟で様々な状況に対応できるのがアキラなのではないかと思います。
ゲーム本編でずっとnに執着して、宿敵として追い続けてきたシキ。最後には、シキはnの死(と他の原因もあるでしょうが)のために、各EDによって形は違うけれども、狂気に陥ってしまいます(ED1の“長い眠り”も、ある意味では狂気と言えますよね)。そうしたところを見ると、シキはアキラとの出会いによって気づかないうちに変化し始めた自分の心を受け入れられず、最後まで今までの自分自身に固執し続けたと言えるのかなと。
対して、アキラはゲーム本編の出来事の中で、柔軟に変化していきますよね。最初は自分の心にも他人の心にも鈍感で、心など存在しないかのように生きていたけれども、ケイスケと喧嘩別れした後にアキラは、他人の気持ちに気づかなかった自分自身を反省します。また、シキと出会って惹かれあい、ED1ルートの終盤では彼の傍にいることを自分で選択します。シキ以外のキャラのEDを見ても、アキラはトシマに来た当初から随分、変化していました。
シキとアキラのそうした性格を比較すると、自分を取り巻く状況を受け入れられなくて二重人格になるというシチュエーションは、シキでもあり得るのではないかと思いました。
それまでとは違う自分を自分自身の中に発見したら、シキはその二面性に苦しみそうで、アキラは平気で二面性を抱えてしまいそうな感じがするというか。

というわけで、今回の更新では麻薬王のシキ(=ニコルに適合して情を切り捨てた状態)の中にED1シキ復活後的な人格(=アキラへの想い=どうしても捨てきれなかった心)が存在しているという感じで書いてみました。別人格が出てきたことを麻薬王は気づかないんだけど、行動の端々にED1シキ復活後的な人格の影響が残っている感じだと萌えます。たとえば、アキラと二人のときに、それまではベタベタすることはなかったのに、ふとした瞬間にキスしたりアキラを撫でて甘やかしたりする態度を取るとか。で、アキラはそれに気づいているんだけど、シキが知れば葛藤するだろうから知らないふりをして、ただ甘えるという。
でも、アキラ的には優しいシキがいいんじゃなくて、自分を壊そうとするまでに執着するシキがいい。だから、ED1シキ復活後的な人格が現れて優しくしてくれようとしても、それは自分のシキじゃないと言う。麻薬王とアキラは、何となくそんな風にお互いの狂った部分も(助詞の“を”が適切か“も”が適切か迷うところですが――個人的には“も”+“含めてすべて”を使いたい)愛しているイメージがあります。


8/14「こんにちは、17歳シキ×25歳アキラのお話が好きだったので」の方へ
こんにちは!シキ視点のお話、楽しんでいただけて嬉しいです。ゲーム本編のシキがアキラより上手な感じもいいですが、たまにはアキラがシキを見守っている感じも楽しいですよね。
オフ本のことは……メモで忙しい連呼でご心配をおかけしてしまいました。お気遣いのお言葉、本当にありがとうございます!書きたいネタがいろいろあって気がはやってしまうのですが、自分のペースを守ってこれからも更新していきたいと思います。
明日のイベント、オフ本が少しでも楽しんでいただけるものであればいいなと思います。



8/15「17歳シキのお話、読ませていただきました〜」の方へ

新作、読んでいただいてありがとうございます!
大人なシキも格好いいですが、少年と青年の間のシキも想像してみると楽しいですよね。ゲーム本編のシキも自分の感情(=アキラへの愛情)を受け入れられずに戸惑っていたので、昔からきっとそういう傾向があったのだろうなと思いながら17歳シキを書きました。この後25歳アキラは悲しい展開になってしまいますが、17歳シキがアキラと出会ったことによって未来が変化して、シキとアキラが共に生きられる未来(=3話目の中盤のシキアキ)につながっていくといいなと思っています。
ご感想ありがとうございました。とても励みになりました!


8/17 ましろ様
こんにちは!丁寧なご感想ありがとうございます!
パーティのお話は、完結まで長い間お待たせしてしまいました。シキとアキラにとって(とりわけ、ずっと裏社会で生きてきたシキにとって)平穏な日常で生きることは難しいだろうな……とあれこれ考えてしまって書いている間も右往左往してしまったのですが、何とか完結できました。
17歳シキ視点は一年ぶりの更新でしたが、楽しんでいただけて嬉しいです!シキにしろアキラにしろ、(17歳シキの話に限らずゲーム本編からして)過酷な人生(運命?)を生きている人たちなので、ほんの一時でも自分の感情に素直になれる静かな時間があればいいなと思いながら17歳シキのお話を書きました。
そして、照れシキに賛同していただいてありがとうございます!!シキは照れる様子が想像できないからこそ、照れるところを見てみたいという気持ちが強まりますよね!まさにギャップ萌えですね。
通販は、イベント終了後、本が家に戻ってきたら、なるべく早く始められるように頑張ります!




2012/08/13
■17歳シキ×25歳アキラ「2あたりのシキ視点」

今更ですが、昨年夏に更新した17歳シキ×25歳アキラのシキ視点を追加しました。昨年は1〜3を書くのが精いっぱいで、シキ視点もほんのちょっとしか入れられなかったのですが、1年経ったらシキ視点リベンジできそうだったので書いてみました。
終盤のシーンはゲーム本編のトシマ。ちょうどシキとアキラがキスしたR18シーンの直後の風景です。17歳のときに25歳のアキラと出会った経験が、忘れてしまってはいてもシキに影響を及ぼしている感じが出せていたらいいなと思います。25歳アキラがシキとのキスを幸せだと言っていたことが無意識に刻まれていて、それでキスは安売りしてはいけないと思っていたみたいな感じで。

あと、最近、照れるシキが非常にマイブームです。
今回も「17歳なんだから、そりゃ照れるよね!」と調子に乗って何度か入れてしまいました。17歳シキは割と素直に照れてほしい。で、大人になると他人の意表を突くポイントで照れるのがいいと、個人的に思います。アキラとは身体の関係もあるのに、手を繋ぐことにやたら照れるとか「え? そこ?」とツッコミ入りそうな感じで。

8/9 「パーティのお話、完結おめでとうございます」の方へ
パーティのお話、間に中断があったにもかかわらず、最後まで見守ってくださってありがとうございます!嬉しいです!
今回はシキとアキラが裏の世界から足を洗って生きるというのがテーマで、「2人で生きていくとしても、闘いは捨てきれないんじゃないか……」と書いている私も悩んでしまって序盤がかなり暗くなってしまいました。中盤あたりからは書いている私も迷いが吹っ切れてきて「いやいや、平穏な世界でも幸せになれるって!」と思えたので、何とか最後に落ち着くことができました。オチはハッピーエンドと決まっていたのですが、間に苦労しただけに、暖かい気持ちになれたと言っていただけて幸せです。
こちらこそ、最後まで読んでいただいてありがとうございました!



2012/08/05
■捏造・全員生存ED「みんなでパーティ7」
■シキアキED1後「キス単品オーダー」(メモより移動)
■オフライン情報のページ+試し読み

ちゃんとした更新ではお久しぶりです。やっとパーティのお話が完結しました。長い間、お待たせしました。


・シキアキとアイス
アイスがおいしい季節なので。
シキは甘いものがあまり好きそうではないので、アイスはほとんど食べなさそう(強いていうなら、アイスよりかき氷派かも?)だと思います。が、アキラはお子様味覚なので、アイスとか喜んで食べてくれそう。
シキがホットコーヒーを飲んでる横でアキラがアイスを食べていて、

シキ(こいつ、よくこんな甘いものが食えるな……)
アキラ(シキ、この暑いのに、よくホットコーヒーなんか飲んでられるな……)

と、お互いに思っていたりしそうです。
で、密かに観察しあっているうちに目が合っちゃって、

アキラ(なんでシキはこっちを見てるんだ?)
シキ(……アキラがやたら、こっちを見ているが……何だ?)
アキラ(……もしかして、シキ、ちょっとアイスが欲しいんだろうか?)
アキラ「シキ、一口、いるか?」
そして、スプーンでアイスをすくって差し出すアキラ。

ここでの二人は、トシマを出たばかりの頃の、まだ互いの気持ちをはっきりと確かめ合っていない二人がいいと思います。で、アイスをいわゆる「はい、あーん」の状態で差し出されて、シキが内心動揺しまくっているといい。ちなみに、アキラはミカサ時代からエースやディーとか他の友達と、ジュースやお菓子を「一口くれよ」とか日常的にやり合ってて、友達同士でそういうことするのは普通だと思っているといいな。

シキ「そ……そんな甘いもの食えるか」(動揺)
アキラ「でも、涼しくなるだろ」
シキ「だいたい、お前は――」
アキラ「まぁ、いいから」

と、まったく素で話しているシキの口にスプーンを突っ込むアキラ。で、シキは更に動揺するが押し隠す、という。これが長いこと傍にいるようになると、シキは「はい、あーん」された時点でナチュラルにスプーンを口に入れるようになる。むしろ、アキラが食べてるものに興味が出た時点で、「ちょっと寄越せ」と自分からアキラの手を掴んでスプーンを口に運んだり。



2012/07/29

今日、オフ本のデータを印刷所に送りました。
8/19インテックス大阪の参加証も届きました。今回のスペースは5号館のネ32bでした。
今日はオフページを作っている時間がないので、また来週にでもきちんと情報を載せます。


・『レンタルマギカ』なシキアキ

最近、三田誠『レンタルマギカ』にはまっています。失踪した父親の経営していた魔法使い派遣会社を継ぐことになった少年のお話なのですが、高校生の主人公とその周辺の会話とかが「いいなー青春だなー」と微笑ましくなります。
さて、この『レンタルマギカ』の中には様々な魔法が出てきます。一般的にイメージする西洋魔術だけじゃなく、神道とか陰陽道なども魔法として分類されています。で、それぞれの魔術特性を生かしての戦闘がすごく燃えるのですが……咎狗キャラでそういうシーンを想像しても萌えたので、ちょっと書いてみます。



普通の高校生アキラは、下校途中、怪物に襲われた。突然現れた黒ずくめの男がその怪物を倒し、アキラに「お前を迎えに来た」と告げる。つれて行かれた先は、魔法使い派遣会社〈キラル〉だった。そこで、アキラは〈キラル〉が兄の会社であり、彼が失踪した今、跡を継ぐ者が必要だと言われ、半ば強引に社長に就任させられる。


n→魔力を持つ者が好む血を宿す一族の末裔。強力な魔物を自らの血で引き寄せ、力でねじ伏せて契約し、使役する。〈キラル〉の初代社長でアキラの兄。今は失踪している。


アキラ→nと同じく魔力を持つ者が好む血の持ち主。一般人として育てられ、魔術界のことは全く知らされずに育ってきた。シキによって〈キラル〉に招かれ、二代目社長になる。nと同じくアキラの血に誘われて魔物がやって来るが、アキラは魔術を身に着けていないので素手で闘うくらいしかできない(一般人としては喧嘩は強く、ゲーム本編程度の実力の持ち主)。
ある依頼の中で、自分が頑張って素手で倒した弱めの魔物(ピクシーとか何かそういう可愛いけど強くはなさそうな感じの)を自らの使い魔にしてる。


シキ→吸血鬼の末裔。吸血鬼の血筋で生まれつき呪力が高く、高度な攻撃魔法(発動に時間かかる)と剣技を駆使して闘う。
少し人外の血が混じっているので、アキラに惹かれる。
nに対しては魔物を引き寄せる血の力が強すぎて、逆に反発してしまう。あるとき、仕事中のnに狩られて負けたときnに「部下になれ」と言われ、彼を倒す機会を見つけるために〈キラル〉で一緒に仕事をしていた。nとは犬猿の仲だが、戦闘時のチームワークはぴったり(そこが更に気に食わない)。
アキラのことも「あの気に食わない男の弟だが、社長になる権利があるのはこいつだけだから……」と思いながら最初は接しているんだけど、だんだん惹かれていく。で、シキ自身はそれをアキラの体質(=血)のせいだろうと思っているんだけど、気が付いたらアキラが近くにいないと落ち着かなくなっている。
あるとき依頼の中で強敵と闘うことになり、吸血鬼としての本能が暴走して周囲の人間を殺そうとしてしまう。アキラが身を挺してそれを止め、「血を吸うのなら、俺の血を全部やるから……!」と言われて、正気を取り戻す。それから、アキラに惹かれていることを強く自覚する。


あと、sweetpoolの蓉司はなんだかものすごく霊的に清らかそうなので、神道系でどんな穢れも祓ってしまえる神主だったりとか。

他のキャラは特に設定を考えていないんですが、ライバルの魔術集団〈Lamento〉があったり、神道の有名どころの家系〈翁長家〉が絡んできたりとか、作品枠を超えて展開していくのもいいですね。




  2012/07/24

・キラル主人公萌え

『ドラマダ』発売で、キラル主人公四人になりましたね。携帯ゲームの方は、私が携帯でゲームできないので、全く分からないのですが。とりあえずPC版限定で言うと主人公四人。
みんなそれぞれに可愛くて、単品でも和むのですが、キラルカフェとかみたいにクロスオーバーで主人公勢揃いでわいわいやってても、素敵だと思います。
何と言うか、それぞれ性格は違うんだけど、性格の根底にやっぱりキラルっぽいところがあるせいか、兄弟っぽさがあると思います。


四人で集まると綺麗に役割分担できそう。
以下、年齢順(勝手なイメージですが)で兄弟ネタではないけど、兄弟になぞらえて考えてみました。

・蒼葉→おそらく最年長23歳なので、お兄ちゃん役・まとめ役。ゲーム本編を見てても、面倒見がよさそう。ばあちゃん仕込みでそこそこ料理できそうなので、四人で暮らすとしたら料理担当、かつ家事全般を指揮する感じかも。
・アキラ→四人の中では、年齢的に二番目ではないかと思う。無口でマイペース。だけど、四人でいるとそこそこ感情を出す。喧嘩が強いので、下の子が苛められてたら助けそうな感じ。家事は苦手そう(特に料理が)。だけど、掃除とか洗い物とか、できることはやる感じ。
・蓉司→四人の中で、年齢は三番目(もしかしたら、アキラと前後するかも?)な感じ。物静かで優しい。わりと家事全般、満遍なくできそう。自分たちをまとめて苦労する蒼葉を、要所要所でそっと助けてそう。
・コノエ→末っ子イメージ。明るくて元気。三人に満遍なく懐いて、皆から可愛がられてそうな感じ。ムードメーカー。家事は……どうだろう? ゲーム本編がファンタジーなので想像しにくいけど、不器用そうなイメージ。料理とか、お手伝いでそこそこ作れるんだけど、稀にとんでもない失敗がありそうな感じかな……?

という感じで、兄弟でなくて友達同士でもいいんですが、各キャラ年齢差があるので四人でいると最年長の蒼葉がまとめ役になりそう。

蒼葉「夕飯、何がいい?」
コノエ「はい! 俺、今日はハンバーグがいい!」(一番最初に言う)
アキラ「……オムライス」(とりあえず自分の希望を言う)
蓉司「……」(二人が意見を出したので、自分は遠慮しようと思ってる)
蒼葉「蓉司は? 好きなもん、言っていいから」(蓉司が遠慮したのに気付いて、意見を聞こうとする)
蓉司「えっと……じゃあ――」(蒼葉の厚意に気付いて、リクエストを言う)

みたいな感じで。
そうやって、わいわいしてる四人を想像してると楽しいです。



7/17「キスのお話が可愛すぎて悶えました〜」の方へ
おぉ! そんなに楽しんでいただけて、すごく嬉しいです! こちらこそ、読んでいただいてありがとうございます!
シキアキの醍醐味の一つといえば、今まで他人を好いたことのない二人が、初めて心惹かれる相手を見つけたという点ですよね。アキラにとってすべての経験の初めての相手がシキだったり、シキが初めての感情に戸惑ったりとか。シキアキのそういう要素、本当に萌えますよね!


返信不要でメッセージを下さった方、メッセージすごく嬉しかったです。ありがとうございました! 大事に読ませていただきました! 



2012/07/08

最近残業が多くて、でもオフ本も完成させないといけないので、土日は眠さをこらえてオフのお話を書いています。苦肉の策として、受験生の頃の必殺技を復活させて、45分書いて15分机で居眠りという行動をセットで繰り返してたら、当時とは肉体年齢が違うので、最近、腰が痛いです……。昔は若かったんだなぁ。



・二重人格なアキラについて(追加)

前々回の二重人格なアキラについて、もう少し語ります。今度はED2アキラが二重人格を持っている設定について。

最初、ED2アキラが職務のために毅然としようとして、シキへの想いを表に出さないようにしているため、その抑圧がED3的人格となって宿る設定を考えていました。
でも、それじゃ、前々回のED3アキラにED2人格が宿る設定の逆にしかならない。別の可能性は考えられないか…と悩んだところで、ED2アキラに殺し愛ED人格が宿るのもありではないかと思いつきました。

思えば、ED2アキラはED3アキラのように、意図的にシキに理性を破壊された結果、総帥の『狂信者』になったわけじゃないんですよね。ラインに適合したシキについていくと決めたのは、本編アキラ。ED2アキラは、あくまで本編アキラの延長線上にある。
となると、アキラが高嶺の花になるまでには(というかなった後も)、シキへの思慕を抱く反面、彼のやり方に対して疑問や反発を感じたりもしたのではないかと思います。シキは自分にも他人にも厳しい人なのでおそらく統治のやり方には情け容赦のないところがあるだろうし、更にシキは言葉足らずな部分もあって、厳しさの理由を上手く伝えられない(あるいは本人は必要性を感じない)ところがあるので、尚更。
で、アキラは気持ちの上ではシキについていきたいけど、どうしても受け入れられない部分があるという矛盾を抑圧するうちに、抑圧した部分=シキへの反発が殺し愛ED人格としてできてしまう、という。

そんなわけで、ED2アキラはシキを慕ってるんだけれども、殺し愛人格はシキを殺そうとする。日中はED2アキラなんだけど、夜中にときどき殺し愛人格が目覚めて、シキの寝所を襲ったりとか。で、結局シキに返り討ちにされて、抱かれることになる。

夜更け、シキの私室に忍び込むアキラ。手にしたナイフをベッドに突き立てようとする。
が、不意に起き上がったシキに腕を掴まれてしまう。
シキ「また抱かれに来たのか?」
アキラ「違うっ! ……お前を殺しに来たんだ」
シキ「フン。同じことだろう?」

という感じで。
そして、朝目が覚めるとアキラはもとのED2人格に戻っているので、ED2アキラは自分がシキを殺そうとしたことを覚えておらず、自分から(あるいはシキに呼ばれて)寝所に来て行為に及んだけど疲れて眠ってしまったから覚えてないんだろうと思っているという感じで。
ちなみに、シキはED2アキラも好きなんだけれども、自分に反抗してみせる殺し愛人格も気に入っているので、アキラに事実を告げずに両方のアキラを受け入れているという。



6/30 ましろ様
こんばんは! メルフォの返信へのお返事ありがとうございました。私が何の気なしにしたお返事で、何だか却ってお気遣させてしまったようで、すみません。(ここで返信してしまうとまたお気遣いさせてしまうかもしれないと思ったのですが、申し訳なく思ったので……)
でも、久しぶりのオフ本なので、楽しみだと言っていただけて本当に勇気がわきました。オフ用のお話完成までもう少しなので、ましろ様のコメントから頂いたパワーでがんばります!



2012/06/25

・電脳ゲーム『ライム』について

ライムって、何か不思議ですよね。
仮想現実にしては、映画マトリックスみたいに脳にコードをつなぐわけじゃない。普通の現実にいる人も観戦することができる。
でも、明らかに現実そのものではなくて、コイルからの入力で干渉できたりもする。辻斬りライムとかの無理やり開けた『歪んだ』空間だと、戦闘終了後に最初とは違う場所にいたりもする。

SFにあまり詳しくないので、変なところがあるかもしれませんが、ちょっとライムの原理?について考えてみました。

ライム空間は碧島の各所に発生し、通りすがりの通行人でもバトルを見学できます。このことから分かるのは、ライムはマトリックスの世界のように、脳で見る幻覚ではないということ。
蒼葉が辻斬りに巻き込まれたときも、何らかの機械に感覚を接続している描写はありませんでしたしね。
というわけで、ライムは『現実世界の中で』何らかの装置を用いて、現実の風景に被せるような形で、皆に幻覚を見せているのではないかと思います。

じゃあ、何でみんなが同じ幻覚を見ることができるか、ですが。
たとえば、携帯電話の電波みたいに、何かの電波でライム空間の情報を発信しているとして。現実世界だと、人間がディスプレイなしにPCの処理している内容を見ることはできませんよね。それは、ドラマダ世界でも同じなはず。
そこで、(攻殻機動隊みたいに)何か体内に機械のようなものを持っていて、デジタルな電波を受信して、脳の視野に伝えているんじゃないかなと予想しました。蓮ルートだったか、オールメイトは最初に主人の体内の個体認識チップと同調させてネットワーク登録する、というような記述があったと思うので、その『個体認識チップ』がライム空間とのネットワーク接続に使われているのかな、と思ったり。

ちなみに、蒼葉がライム空間で戦いを挑まれるとき、海の中に潜っていくかのような効果がありますが、あれは『個体認識チップ』をネットワークに接続しているのかなと思います。ギャラリーの場合は見るだけでいいので、電波を受信するだけでいい。
でも、対戦するとなると、攻撃などの命令をライム空間に入力して、反映させる必要がある。ネットワークにアクセスして、ログインするのがあの潜水シーンの意味なのではないかと。












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