刀剣乱舞 独自設定まとめ ・本当なら、独自設定はすべて小説内で説明して表現したいと思っています。が、原作において明かされていない部分が多くあるため、何を独自に妄想して書いているか、可能な限り説明しておくべきだと考えました。 ・神隠しや真名、さにわちゃんねるなど、原作にはないけれど同ジャンル二次に多く見られる設定も、うちの小説での取り扱い傾向について書いています。 私は刀剣男士やゲームの世界観が大好きですが、その裏側でどういう仕組みでそれが起こっているのだろうと考えてみるのも好きです。ですので、うちのお話には自分で考えてみた独自設定がどうしても多くなってしまいます。読んでいて「これは怪しいな」と気になったら、うちのお話ではなくゲームで直に確認していただえれば幸いです。 正直、中二病設定が白日のもとにさらされてしまってはずかしい気持ちもありますが、さらっと流し読みしていただけたら嬉しいです。 <前提> ・刀剣の付喪神と審神者の関係について うちのお話では、刀剣と人間は友愛的な意味で両想いです。 基本的に付喪神は人間のことを気に入っていて、戦争のために力を貸してくれています。で、人間というか審神者の大半も付喪神のことが好きです。ただし、刀剣の付喪神を本神として、審神者の元にあらわれる刀剣男士は分霊。かつ、顕現=人の身を得るときに審神者の影響を強く受けるので、個体差が出てきます。いろんな審神者の影響の結果、ちょっと主とコミュニケーションが円滑ではない場合もあります。(でも、基本的に主のことは悪く思っていません)。 それでも、残念ながら色んな巡りあわせが悪くて、刀剣男士に虐待を行うブラック本丸はたまにできてしまうという設定です。 <か> ・神隠し 審神者制度初期の刀剣男士は本神に近いので、その気になれば神隠しが可能。本神と政府が協議した結果、ある時期から神隠しするほどの力を持つ分霊を降ろさないようにしました、という設定で書いています。基本的に刀剣男士は人間がうつし世にいるのが自然で美しい姿だと認識しているので、神隠しができなくても問題はありません。たまに神隠しを冗談のネタにするくらいです。 神隠し、二次でけっこう見かける設定ですよね。私も神隠しものが書いてみたかったです。が、うちのお話の刀剣たちは人間が現世にいるのが好き方向に進んでいくので、活用できませんでした。 ・加護 刀剣男士がその神気で審神者やお気に入りの人間を守護する場合がある、という設定で書いています。 ・号持ち審神者 審神者のうち、政府から特命を受ける人たちには、本丸識別名称とは別に個人を示すコードネーム=号が与えられるという設定で書いています。基本、号は『源氏物語』から取られます。敵地潜入系の人たちは別の命名体系があり、「刀の切れ味を示す言葉」から取られます。 号持ち審神者の選抜基準は 1. ベテランもしくは実績があること 2. 審神者レベルカンスト 3. 特殊技能持ちであること 4. その他特殊な事情あり のいずれかの条件を満たし、政府の審査を通過すること。 特命の内容はブラック本丸跡地浄化や敵襲対応、新刀装の研究開発、歴史修正主義者の活動観測(=新戦場発見)、新戦場の整備など。個人の能力によって、与えられる特命が変わってきます。 <さ> ・さにわちゃんねる/さにったー とうらぶちゃんねるはpixivでよくある二次設定ですよね。私もちゃんねる形式がやりたくて、考えてみました。 2205年の現世では、掲示板やついったーよりももっと未来的にものすごいSNSとかできていると思います。が、本丸サーバーネットワークのスペックでは、2000年代くらいの掲示板やついったーくらいの機能のSNSが再現の限界なので、さにわちゃんねるやさにったー主流の審神者界。 さにわちゃんねるもさにったーも、現実に存在したSNSの文化を再現しているので、本来のものとは少し違っていることも。伝言ゲームで内容がなぜか変化していってしまう的な感じで。なので、ネットスラングや顔文字などの文化が、2000年頃風といいつつ審神者界独特のものになっています。 ちなみに、2205年代が同性婚アリな世界という設定なのにさにちゃんで腐女子が騒ぐのは、一種の様式美。実際には刀剣男士同士や刀剣と男審神者、女審神者同士がくっついていても現実では好奇の目でみられることはあまりないです。 ・神気や霊力 接触にて他者との受け渡しが可能な設定で書いています。 いいばん簡単なのは、房中術を利用すること。ですが、軽い接触だけでも少しは渡すことができます。 ・戦闘系審神者 審神者で戦う人たち。事情はさまざまですが、霊力の純化=精神力の強化を目的として、自分の本丸の刀剣男士たちのために武術をたしなむ審神者が多いです。戦闘系はその中でも、うっかり修行しすぎてしまった人たちな感じです。他に、鍛刀苦手なので戦力を補うためとか、戦闘を知ることで戦術指揮に生かしたいとか、さまざまな理由で武術を習う審神者がいます。 <た> ・敵 歴史修正主義者たち。ゲームでは闇落ちした刀?を召喚?してくるだけですが、うちの歴史修正主義者たちは妖怪っぽいものも召喚したり、異界の入口を開いたりわりと好き勝手しています。私がド派手な効果が好きなので。 そして、ゲームでは本丸や遠征部隊は襲撃されることがありませんが、うちの歴史修正主義者たちはわりとアグレッシブに本丸を襲撃したりします。私がバトル描写大好きなので。 ・刀剣男士との恋愛関係 刀剣男士と恋愛関係になって性交渉を行った場合、人としての時間が止まる設定で書いています。性交渉で神気に深く触れるため、人間としての理を外れるためです。たぶんプラトニックなら時間は止まりません。 <な> ・2205年の現世 こういうのを考え出すと、嬉々としていろいろ考えてしまいます。2015年のだいたい200年前――1800年代はまだ江戸時代でしたよね。今から200年後って、本当にどうなってるんでしょう+(0゚・∀・) + ワクテカ + 少子化が進行したため、2100年代くらいから政府が計画して人工子宮により子どもを増やしています。人工子宮生まれで実際の両親を持たず、政府の施設で成長する子も普通にたくさんいる時代。資格ある成人が望めば、審査を経て子どもを養子にすることができます。旧家など血筋にこだわる家以外は、血の繋がらない家族も普通にあり。 もちろん、普通に男女間に生まれて家族として育つ子もいます。人工子宮による計画的人口増加が一般的になったため、同性婚もOKになりました。里子でお父さんが二人いる子、お母さんが二人いる子も普通にいます。 人工子宮による出産では、一定数の国民から精子・卵子の提供を受けて、基本はランダムで組み合わせます。 <ま> ・真名/審神者名=本丸識別名称 審神者は真名=本名は名乗るものではないとされ、本丸の識別名称を審神者名として使用しています。引き継ぎ審神者の場合は、本丸識別名までも引き継ぎます。 ただし、現代では忌み名の文化が廃れているので、真名=本名は刀剣男士に知られても、さほど問題はない設定で書いています。 ただ、知られたら刀剣男士の命令を聞いてしまうというほどではありませんが、軽い催眠などは掛かる状態になります。(例:真名+眠れ→寝てしまう等)催眠術では自傷行為など本人が嫌だと思う行為ができないように、真名を使って多少のお願いはできても、無理強いは不可能です。 それでも審神者が真名ではなく、本丸識別名称=審神者名で呼ばれるのは、歴史修正主義者側に本名を知られるのを避けるため、という設定をひそかにしています。本名を知られると呪われたり、血族を歴史上から消されたりする恐れがあるためです。 <は> ・本丸サーバーネットワーク ゲーム本編で『相模』『備前』など旧国名で呼ばれるサーバー。こうしたサーバーを2205年の世界で存在すると説明するにはどうしたらいいかと考えてみました。結果、こうしたサーバーは科学と呪術を交えて造られた霊的ネットワーク上に置かれているという設定で書いています。インターネットがデジタルな世界であるのに対して、この霊的ネットワーク『本丸サーバーネットワーク』は異空間であり、霊的なものも物理的なものも共に存在することができる場所。ただし、現実の空間ではないため、時間の流れの影響が非常に少ない。このため、審神者として本丸に居続けると、個人差はありますが人としての時間がゆっくり流れるようになります。場合によっては、時間が止まってしまうことも。 <ら> ・霊力の性質 審神者の個性を考えるために、星占いなどを参考にしつつ大ざっぱに考えました。 人間の霊力は火・水・金・木・土の五行陰陽の五つの要素が混じっている。五行相生と五行相克によって各要素がお互いに高め合ったり、相殺したりしているという設定で書いています。で、霊力を高めるにはなるべく一つの要素特化するとコントロールしやすくなるという。 火の性が強い=鍛刀と刀解を得意とする。性格的には、直感的な行動に出やすい。地味な人でもオーラがぱっと目立つ感じ。 木の性が強い=刀装づくりが上手い。そのままでものびやかに成長や発展していう性質がある。派手ではないが、傍にいるとなんか落ち着くオーラの持ち主。 水の性が強い=鍛刀が苦手。ただし、水は無意識や集合意識に通じるので、霊的なものを呼び込む力はかなり強い。ため、ドロップが多くなる。性格的には同情的で自己犠牲的な性質。 金の性が強い=本丸を置いてある霊的サーバーのネットワークに意識を潜らせることが可能。性格的には、うつし世に肉体があると思えない無邪気さ。オーラがキラキラしている。 地の性が強い=穢れや神気への耐性が高い。ゆっくりと大地に還していくかのような長い期間での浄化を得意とする。性格は寡黙で朴訥、沈思黙考型。 『鍛刀師』その他シリーズ関連年表 2125年(八十年前) ・審神者制度開始 ・本丸サーバーネットワーク運用開始 2145年(六十年前) ・歴史修正主義者による第一次本丸襲撃事件 ・備前国討伐数一位〈千古〉本丸壊滅 刀剣一振を除いて破壊、審神者重傷『鍛刀師』 ・被害軽微の相模国〈要〉――〈千糸〉本丸 審神者がネットワークを補助し、本丸サーバーネットワークシステムの破壊を免れる『愛憎悲劇』 (この辺で療養中の〈千古〉本丸審神者が回復、正式な審神者には復帰せず“六条の君”の号をもらって鍛刀師となる) 2203年 ・美濃国討伐数一位〈白霜〉、精神的疲労から審神者辞職『同じ夜を分かつ』 2205年 ・希望により“空蝉”を一時的に〈千糸〉本丸引継審神者として任命『愛憎悲劇』 ・本丸サーバーネットワークの方式を転換する ・鍛刀師が少年審神者(後の“夕霧”)の本丸で歴史修正主義者の襲撃に遭遇する『鍛刀師』 2207年 ・元美濃国討伐数一位〈白霜〉本丸審神者、審神者に復帰『同じ夜を分かつ』 2210年 ・元美濃国討伐数一位〈白霜〉本丸審神者、“笹ノ露”の号を得て敵地への潜入任務につく 2211年 ・審神者制度開始後、初の『戦闘系審神者トーナメント』が開催 |