鶴丸女士化騒動顛末2−1
1.鍛刀師 「――何を言っているんだ?」 落ち着いたアルトの声が、疑念の言葉をつづる。私は傍ら――というか、一メートルほど距離を置いて立っている近侍の鶴丸国永へ目を向けた。 国永は、審神者である私の呼びかけに応じて降りてきてくれた名刀の付喪神の分霊――刀剣男士だ。真っ白な戦装束に端正な顔立ち、淡い金の瞳のたいそう美しい男の姿をしている……普段ならば。 しかし、呪術事故によって私の国永は女の姿に変化してしまっていた。華奢ながら円(まろ)みを帯びた身体つき、柔らかな輪郭を描く頬、赤くふっくらした唇。今の彼(彼女というべきなのだろうが、あえて彼と呼ぶことにする)は、どこからどう見ても美少女である。現世では異性に縁のないまま審神者になった私には、ちょっと直視しにくいくらい。それは、先日、勢いで肌の触れあいをしてしまってからも、変わらない。 ちょっと頑張って、怪訝な顔をしている国永と視線を合わせる。 「政府から急に仕事が来たんだ。だから、国永は後輩――“夕霧”のところで待っていてほしい」 「待つ? なぜだ? 俺は主の護身刀なんだ。主の行くところならどこへでも、ついていく。それが俺の役目であり、義務であり、特権でもあるはずだ」 「もちろんそうだ……普段なら。だが、今の国永は普通の状態じゃない。連れていくわけにはいかない。“夕霧”にはもう連絡してあるから」 そう言う間にも、私たちは転移を終えて後輩の本丸の正門前に立っていた。門が私たちを感知して、ゆっくりと開く。 「今、国永と私の縁は不安定だ。“空蝉”に霊力供給のラインを整えてもらったけれど、乱れがちなのに変わりない。万が一、霊力供給が途絶えてはいけないから、対処できるように後輩のところへ。万が一のときには、彼から霊力をもらって――」 「嫌だ。俺が主といればいつだって霊力をもらえるのに、どうして離れなければならない!?」 「私だって、お前の自由を制限するような真似はしたくない。……けど、今のお前の姿は、目立ちすぎる」 悲しい話だけれど、珍しい刀は要らぬ争いを生むことがある。 審神者は歴史修正主義者との戦いのために、刀剣男士を降ろしている。けれど、刀剣が集まってくれば、刀帳を埋めて完成させたいと考えるのが人情というもの。稀少な刀剣男士が来ないと嘆くくらいならいいのだが、中にはそれを求めるあまり問題を起こす審神者もいる。稀少刀を求めて過度の出陣、刀剣たちを苛立ちのはけ口にする行為を日常的に行う、いわゆるブラック本丸と呼ばれる本丸も存在するくらいだ。 今の状態の国永を連れ歩けば、明らかに人目につくだろう。事情を知らない審神者はいもしない“刀剣女士”を求めだす可能性がある。あるいは、同位体である各本丸の鶴丸国永に何らかの迷惑や危険をかけるかもしれない。私はそれを避けたくて、国永を後輩に預けることにしたのだ。 けれど、国永は私の説明に納得できないようだった。彼は顔を強ばらせて言った。 「……そんなことを言って、どうせ主はこんな弱々しい姿の俺を連れ歩いて笑われるのが嫌なんだろう。それほど、この姿をみっともないと思っているんだろう」 「だから、違うってば!」 「違わない! こんな姿の俺は主の誉れにもなれぬ情けない刀だ……!」 言い合いをしていると、後輩と彼の近侍の山姥切国広が出てきた。連絡した時刻より到着が遅れたので、様子を見に来てくれたのだろう。彼らは口論している私たちを目にして、ギョッとした表情になった。自分よりずっと年下の子の前で、間違ってもお手本にはなれない真似をしている。恥ずかしい。けれど、今は体裁を取り繕っている暇もなかった。 バッと私からいっそう距離を取った国永が、本体の鞘を払ったのだ。 「国永っ……!?」 「近侍さんっ!?」 後輩の悲鳴のような声が聞こえる。国永はそれを意に介さなかった。まるで戦の最中みたいに爛々と双眸を輝かせながら、私に言葉をたたきつける。 「主が俺のこの姿を恥とするなら、俺はもはや主の刀ではいられない。ここで、己を折ることにするさ!」 「何をバカなことを! やめろ! 私の刀は、もうお前だけだって何度も言ってるのに……!」 「だが、主は『鍛刀師』だ! 望みの刀なら、どれでも降ろすことができる。俺が折れたら、新たな刀を降ろせばいい。それこそ、俺――男の姿の『鶴丸国永』でも、他の刀でもな……!」 「やめろ!」 国永は刀身に手を掛けた。私は慌てて彼に駆け寄る。無我夢中で国永の本体に手を伸ばした。掌に熱い感覚。じわりと濡れた感触に少し遅れて、ツンと金錆びた臭いが鼻につく。ポタリと赤い滴が地面に落ちる。そこでようやく、私は自分が国永の刃を素手で掴んでいることに気づいた。 驚いたのは、国永も同じらしい。淡い金の瞳を見開いて、呆然といている。その唇が何か言おうと開いた。そのときだった。 ガタガタガタガタ。 ガチャガチャガチャ。 何振――いや、何十振という刀の刃鳴りが響きわたる。同時に左手に持っていた自分用の無銘の打刀がガタガタと震えだして、私は驚いてそちらに目を向けた。何十という刃鳴りは、たった一振であるはずの私の打刀から聞こえてくるようだった。 だが、それも不思議ではないのかもしれない。この打刀には、かつて私が失った本丸の折れた刀剣の分霊たちが“連結”されている。彼らは折れてもなお、その刀に宿って私を護ってくれている。何十という刃鳴りは、彼らの声なき声なのかもしれなかった。 「あ……」 「主、俺の本体から手を離せ」急に青ざめた顔で、国永は言った。「早く」 言われるままに、私は国永の本体から手を離した。と、国永自身も本体の柄を手放す。彼の本体は乾いた音を立てて、地面に落ちた。 私はハッと息を呑んだ。刀剣男士が己の本体を粗雑に扱うことはない。仮にそうしたとしたら、それは――己が“武士の魂”たる刀だと誇るに値しないと認めるとき。そう聞かされたことがある。 「国永、拾え」 「できん」 いまだ鳴りひびく刃鳴りの中で、短く押し問答する。しかし、国永が首を横に振るものだから、私は彼の本体に手を伸ばそうとした。途端、「触るな」と国永の鋭い叱責が飛んでくる。「俺から離れろ」と短く命じられて、私は首を横に振った。 「離れろ」 「嫌だ」 「聞き分けてくれ、主」苦しげに言った国永は、顔を上げて後輩の隣の山姥切に呼びかけた。「――国広、すまないが、うちの主を俺から引き離してくれ。早く頼む」 国永の願いに応じて、後輩の山姥切が私に近寄ってきた。彼は私の腕を引いて、後退しようとする。私が抵抗しようとすると、山姥切は低い声で「今は離れろ。でなければ、あんたの鶴丸国永があんたを加護する分霊たちの怒りを買うかもしれん」と諭される。私は驚いて、左手の中でカタカタ震える打刀を見下ろした。それから、山姥切に頷いてみせる。山姥切は誘導するように私の手を引いて、国永から五メートルほど距離を取った。 途端、ピタリと刃鳴りが止む。辺りには、シンと重苦しい沈黙が落ちた。それを破ったのは、国永だった。無理をしたような笑みを浮かべて、空元気だと分かるのに明るく言う。 「……主よ。主の言うとおり、今日の俺は主に帯同するのは止めた方がいいらしい。行ってくれ」 「国永……」 「ただし、護衛は後輩から貸してもらえ。君は強いが、万が一ということもある。それに、護衛もつけずに主をひとり歩きさせるなんて、主君に仕える刀剣男士にとっては恥だからな」 私は小さく頷いた。本当は行かずに国永の傍にいたいけれど、仕事を投げ出すわけにはいかない。きちんと話をすませるには、約束の時刻が迫ってきていた。 振り返って、私は後輩へ目を向けた。刀剣男士を貸してほしいと言うと、二つ返事で許してくれる。誰にしますかと問われて、私は騒ぎを聞きつけたのか近くにいた小夜左文字に頼むことにした。口数の少ない小夜は、コクリと頷いて私の傍へ来る。 「すまない、“夕霧”」 「いいえ。先輩には、いつもお世話になっていますから。お戻りになる前に近侍さんの血汚れも手入れしておきますから、安心してください」 「本当にすまない」 私は後輩に謝罪の言葉を繰り返して、小夜と共に正門をくぐりかけた。振り返って、国永へ声を掛ける。きちんと話し合う暇はないから、ただ精一杯の約束をした。 「……国永、仕事が終わったら、迎えに来るから。そうしたら、一緒に帰ろう」 国永は泣きだしそうな顔で笑った。 2.悪友 後輩から連絡があって、しばらくして“六条の君”――先輩がうちの本丸に来た。後輩の小夜左文字を護衛にして。もともと、先輩は僕と合流してから政府の仕事に向かう予定だったから、この訪問は予想の範囲内のこと。想定外だったのは、先輩が僕と顔を合わせた途端、涙を流したことだった。 「あれ? なんで、いきなり……」 ほろほろと頬を伝う涙の粒に、先輩は自分がどうして泣いているのか分からないという顔つきで慌てている。けれど、後輩から先輩と彼の鶴丸国永の口論の経緯を聞いていた僕は、さほど驚かなかった。 立ち尽くす先輩の傍に寄って、彼を抱きよせる。背中をさすりながら、僕は言った。 「近侍どのと喧嘩したんだって? “夕霧”から聞いた」 「あぁ……。あの子には、みっともないところを見せた」 「そう見栄を張ってみせなくてもいいよ。“夕霧”だって一人前だし、あなたのこと大好きなんだから。頼りにされたいって思ってるよ」 「だけど――」 「だいたい、何であなたはあなたのこと、大事に思ってる相手の前でも強がるの。……その涙だって、近侍どのに見せてやったらよかったのに。その方が、近侍どのだって嬉しいはず」 「できない。だって、今は国永も大変なんだから、私がしっかりしないと……」 先輩がボソボソとそんなことを言うものだから、僕は彼から身を離して、指先で彼の額を弾いた。 「これまでも、僕は何度か言ってると思うんだけど。あなた、そんなに守るものを多くしちゃって、どうするの? ほんと、仕方のない人」 僕の先輩はけっこう仕方のない人だ。そこそこ深く付き合ってみないと、分からないことだけど。そのことを知ったのは三年前。僕が始めて審神者同士の交流会に出席したときのことだ。 自分で言うのもなんだけれど、審神者としての僕は妙な経歴の持ち主である。初期審神者だった兄の本丸の手伝いをしていたけれど、ある経緯から本丸サーバーネットワーク内に封印されていた。封印を解かれた後もいろいろ揉めて、ようやく兄が遺した刀剣男士を引き継いだのが三年前のこと。このとき、僕は始めて正式な審神者と認められて、審神者同士の交流会に出席したのだった。 審神者の交流会は、どうということもなく過ぎていった。護衛の刀剣男士は別室で待つ決まりだから、ホールにいるのは審神者だけ。シンプルに単衣と袴姿の審神者も多いけれど、中にはおしゃれをしている者もある。若い女審神者なんかは特に。 ぼんやりと会場を見ているうちに、僕は若い女の子が政府のお偉いさんに酒を勧められて困っている場面に気づいた。あ、助けに入った方がいいかな。そんなことを思っていたら、ふっと現れた先輩が間に入って、お偉いさんと談笑しながら杯を受けている。それから、先輩は女審神者を連れて場を離れた。あっさり手を振って別れたところを見ると、知り合いというわけではなくて、助けに入っただけらしい。 声を掛けようと近くに寄っていくと、先輩は僕を振り返った――ところで、グラリとよろめいた。慌ててその身体を受け止める。見れば顔が赤くて、明らかに酔っているようだった。 「ちょっと、あなた、もしかして飲めないんじゃ……」 そのとき、傍を通りかかった男が「あぁ」と声を上げた。顔に見覚えがあると思ったら、号持ち審神者の会合で見かけたことのある男だ。 「六条の、飲んでしもたか……」 「この人、下戸なんですか?」 「そうなんや。飲んだら、まぁ、見てのとおり大変なことになる。俺はこの人の“親鳥”、呼んでくるから、外の休憩所へ連れてったって」 「はぁ」 「世話させてごめんな。……まぁ、親鳥が飛んできたら来たで、大変やろうけど」 最後にボソリと付け加えて、男は行ってしまう。最後のはどういう意味かと尋ねることもできないまま、僕は先輩を会場の外へ連れ出した。廊下の奥まったところにある一角、廊下が庭に突きだしたスペースのソファに、先輩を座らせる。ガラス張りになったその一角は、本来なら純日本風の庭園を楽しむための場所らしかった。ガラスの向こうには天へ向かって真っ直ぐに伸びる竹林が、下方からライトアップされている。 先輩は目眩でもするのか、ぐったりとソファの肘掛けに身を預けていた。水を取りに行った方がいいのかもしれない。けれど、この状態の先輩を放置してはおけなくて、僕は彼の額に手を伸ばした。せめても、とばかりに熱い額に掌を置く。 「ん……冷たい」ぽつりと先輩は呟いた。 「気持ちいい? ――っていうか、何で下戸なのにあの子を庇ったの」 「後輩はかわいがるものだから、かな……」 「あなた、初期審神者でしょ。後輩って言うけど、審神者はほとんどあなたの後輩じゃないか。……そんなに守るもの多かったら、身動き取れなくなるよ?」 「大丈夫。私には、国永がいるから……」 それ、理由つながってないから。そうツッコミを入れようとしたときだった。廊下を小走りに駆けてくる白い姿が見えた。先輩の近侍の鶴丸国永だ。水の入ったボトルを持って傍へ来た彼は、僕を見て目を丸くした。 「こいつは驚いた。主がずいぶんと懐いているな」 「懐くって、そんな野生動物みたいな言い方……」 「まぁ、しかし、本当のことさ。たいていの審神者は主よりずっと年下だからな」 「僕だって、彼よりは年下だけど」 「まぁな。だが、君は、初期審神者であった兄君の弟だから、他よりは年が近い。それで、気を許しやすいのかもしれん。……いずれにせよ、我が主が世話をかけて申し訳ない」 鶴丸が近づいてきたので、僕は先輩から離れた。入れ替わるように、鶴丸がソファの前にひざまづいて先輩の肩を揺らす。「主、さぁ、起きて水を飲め」すると、先輩はけだるげに半分ほど身を起こした。 「……国永?」 「あぁ」 「……酒のにおい、する」 「待機所で振る舞われていたからな」 「ずるい……」 そう言うなり、先輩は鶴丸の首に腕を回して、彼と唇を重ねた。合わさった唇の合間から、舌が相手の口内をまさぐるのが見える。ひとしきり口づけてから、先輩は唇を離してむぅと鶴丸をにらんだ。 「けっこういい酒、飲んでただろ。……ずるい」 「分かった、分かった。ほら、水を飲もう」 鶴丸はそう言って、手にしていたボトルの水を自分で口に含んだ。そのまま、先輩と唇を重ねる。やがて、唇を離した鶴丸は僕に向かって「すまんな」ともう一度、謝った。彼の腕の中で、主である先輩は眠りこけている。 「や、べつにそういうの、免疫あるから僕はいいけど。……っていうか、あなたたち、恋仲?」 「少し前からな。だが、主が酔って俺に絡むのは、恋仲になる以前からだな。……主は、もとは飲める口だったからな」 「何それ。急に下戸に?」 「刀剣男士と目合うと、付喪神の気――神気に触れて体質が変わるのさ。神気アレルギーの者が、男士と恋仲になってアレルギー体質でなくなるのもそのせいだ」 「それが、彼の場合は上戸から下戸への体質変化だったと」 「あぁ。主は加州清光と恋仲になって、祝言を上げた祝いの席で酒を飲まされてひっくり返った。それで、下戸になったことが分かったんだ。あの晩は加州も主も、初夜どころではなかっただろうなぁ」 鶴丸は懐かしむような目をした。面白そうに、ひとりくつくつと笑う。 刀剣男士との性交というのは、そんな副作用があるのか。僕はちょっと感心した。僕自身は、清光や三日月と恋仲になる前に別の理由で神気を受けていたから、とっくの昔に人の理を外れていた。それもずっと昔の話だから、自分の何が変化したかなんて覚えていない。 それにしても、と鶴丸は眠る先輩を優しい目で見下ろした。 「主がこうまでたやすく弱みを見せたのは、俺の知る限り審神者では君が始めてだな。やはり、年が近いからか。……よければ、主の友で――共に歩む者でいてやってくれ」 どうせ主は庇護すべきものばかり増やすのだから。 そう言う彼の言葉に、僕は「いいよ」と答えたのだった。 「――先輩、その手、とりあえず手当しましょう」 僕は言う。先輩は我に返ったように、赤く血に染まった自分の手を見た。今更、傷を思い出したらしい。 まったく、仕方のない人だと僕は小さく息を吐く。 3.さにわちゃんねるにて (喧嘩を心配する声でレスが流れている) 492 ななしの審神者さん 後輩は大丈夫かな。 493 ななしの審神者さん まぁ、後輩は言ってみりゃ、当事者じゃなくて第三者だからな。喧嘩に巻き込まれて危険な目にってことはないだろう。 494 ななしの審神者さん けど、後輩は先輩大好きっ子だし。そりゃあ、先輩とその近侍が喧嘩してたら辛いでしょJK 495 ななしの審神者さん 喧嘩の原因、何なんだろな? 496 ななしの審神者さん 原因はいっぱいあるんじゃね? 悪友や後輩の話だと、先輩たちは、鶴が女士化してから関係がギクシャクしてるみたいだし。 497 後輩 心配かけてごめん。 498 ななしの審神者さん お? 499 ななしの審神者さん 後輩キタキタ━━━━(゚∀゚)━ ━━━!! 500 ナンパ師 >500ゲト 大丈夫か、後輩? 501 ななしの審神者さん チッ! このナンパ師、キリ番狙い打ちやがった。 502 後輩 とりあえず状況が落ち着いたんで、報告するよ(´▽`) ホッ 先輩が仕事に行くからって、俺の本丸に近侍さんを預けに来ようとしてたんだ。近侍さんは先輩の護身刀だけど、今の姿は目立ちすぎて連れていけないって。 そのことに近侍さんが怒った。 自分の今の姿が護衛にもできないくらいみっともないのなら、いっそ刀解してくれって言った。もちろん、先輩は応じない。で、腹を立てた近侍さんが自分で自分の本体を 折 ろ う と した。 503 ななしの審神者さん 嘘だろ!? 504 ななしの審神者さん ちょっと待って。 505 ななしの審神者さん 先輩、絶許。そんだけ自分のこと好いてくれてる近侍を、なんで置いていくんだよ!? 506 ななしの審神者さん 待てよ。先輩の考えも分からんことはない。 審神者の中でレア刀を求めて狂った輩だっている。同じ審神者として恥ずかしい話だが、他人の刀剣男士を盗もうとした事例だって過去にあるのは皆、知ってるだろ? わざわざ特異な状態にある刀剣男士を連れ歩くのは、確かに得策じゃない。下手すれば、それで他人の欲を煽ってブラック本丸とかを作ることになるんだから。 507 ななしの審神者さん 確かに、悔しいが審神者を皆、信用しろとは言えないよな。残念ながら。 508 ななしの審神者さん だけど、鶴にとって護衛につけないのは自分の存在意義を見失うようなものだろ!? 先輩はなんでそこを分かってやらないんだよ!? 509 悪友の爪紅 あの人のこと、あんまり責めないでやって。 510 ナンパ師 ん? 511 ななしの審神者さん このコテ、誰だ? 512 後輩 もしかして:悪友さんのところの清光 513 ななしの審神者さん え? 悪友のとこの? 514 悪友の爪紅 正解 > 後輩 主は宗近連れて、あの人――“先輩”と仕事に行ったから、ちょっとスレのぞいてたんだ。後輩の本丸の方がどんな様子か気になってたし。今は落ち着いたみたいでよかったよ。 515 ななしの審神者さん あの人を責めないでってどういう意味?> 悪友の爪紅 516 ななしの審神者さん ここには鶴丸好きも多いわけで、やっぱり鶴を悲しませた先輩に批判が行くのは仕方ない面もあるというか。 517 悪友の爪紅 主と一緒にあの人を出迎えたとき、あの人、泣いてた。 518 後輩 先輩が!? 519 ななしの審神者さん 鶴の主も悲しかったんだろうな。 520 悪友の爪紅 護衛を外されて鶴丸は傷ついただろうけど、あの人だってショックを受けてたみたいだよ。目の前で近侍が自分の本体を折ろうとしたんだもん。批判があるのは仕方ないかもだけど、結局、今回の喧嘩は二人の問題だよ。 521 ナンパ師 まぁ、それを言ったら恋愛なんてそんなもんだよな。 522 ななしの審神者さん >521 おまいう 523 ななしの審神者さん >521 おまいう 524 鶴 主が!? 主が泣いていたのか!? 525 ななしの審神者さん あっ 526 ななしの審神者さん あ 527 ななしの審神者さん この鶴ってもしかして。 528 鶴 女士化した鶴丸国永だ。 ログで女士鶴とも呼ばれていたが、そのコテは却下させてもらう。 529 ななしの審神者さん 本人(本刃?)ktkr 530 ななしの審神者さん あー。まぁ、この鶴は前にもさにちゃんに書き込みしてるもんな。 そりゃあ、スレも発見するわ。 531 後輩 近侍さんっ!? さっきまで畑仕事手伝ってくれてて、今は休憩してるとばかり……。 532 ななしの審神者さん 後輩の本丸手伝ってるのか。 ってか、今のそんな細腕で大丈夫か? > 鶴 533 鶴 大丈夫だ。問題ない。 534 ななしの審神者さん また懐かしいネタを……。 535 後輩 女士化したといっても、能力面はほとんど変わってないようだよ。 畑仕事でも普通に鍬とか軽々だった。ちな、その前はうちの石切丸と手合わせしてた。 打撃一位の石切丸の剣を、片手持ちした本体で 受 け 止 め た。 536 ななしの審神者さん 女子力とは 537 ななしの審神者さん 女子力(物理) 538 ななしの審神者さん むしろ女士力じゃね? 539 ナンパ師 ……この間しつこくしなくて正解だった。 540 鶴 おいおい。俺たち刀剣男士はあくまで寄り代の刀が本体だ。人型は確かに実体があるが、仮初めの姿にすぎない。本体である刀が同じなら、人型の外見がどうなろうが能力値に変化はないさ。 それより、主のことだ! 主が泣いていたのか!? > 爪紅 541 ななしの審神者さん 鶴、主に置いていかれても主を心配してるんだな。 542 ななしの審神者さん 健気だな。しかも今は女士。 ……主、裏山。 543 鶴 くそっ。俺も主の泣き顔が見たかった……! 544 ななしの審神者さん ん? 545 ななしの審神者さん なんか健気とは方向性が違うような。 546 ななしの審神者さん ってか、男の涙なんか見たいか? 547 鶴 主の涙は見たい。むしろ泣かせたい。 閨での主は泣き癖があってな。 とことん追いつめると、涙を流すんだ。それがかわいくて仕方ない。 548 ななしの審神者さん 成人指定板だからって、この鶴コアな性癖をぶっ込んできやがる。 549 ななしの審神者さん 健気かと思ったら、まさかのSだったでござる。 550 ななしの審神者さん ※この鶴は現在、女士化しています。 女士鶴が 〉547 の書き込みしてるとこ想像するとテラカオス。 551 悪友の爪紅 なんか仲睦まじくて……ていうか、安定のバカップルで安心したかも。あんたの主に会ったら、ちゃんと仲直りしといてよね。うちの主、口は悪いけどあれでけっこう、あんたの主のこと心配してるんだから。> 鶴 552 ななしの審神者さん 犯人はあんたか。 553 ななしの審神者さん 悪友、チャラそうだけど先輩思いみたいだもんなー。 554 ななしの審神者さん ……って > 552 555 後輩の布 主が端末片手に真っ赤な顔をしてるから、取り上げてみれば…… ま た あ ん た か。> 鶴 あんたとあんたの主は、うちの主の情操教育に悪い。 変な話題を主の前で出すな。 556 ななしの審神者さん 布? このコテ、この口調……まんばか? 557 ななしの審神者さん 後輩のまんばか。それにしても、成人指定板にスレ立てするような主をつかまえて、情操教育とか過保護すぎだろJK。 558 ななしの審神者さん しかし、まんばは基本的に純粋な奴が多いからな。 559 ナンパ師 あー、あのときのまんばか。 560 鶴 そう怒るな > 後輩の布 昔ならいざ知らず、後輩は今は君と恋仲なんだから、房事に免疫がないわけじゃないだろうに。 561 ななしの審神者さん (; ・`д・´) ナ、ナンダッテー!! (`・д´・ ;) 562 ななしの審神者さん 後輩のスペに大事な項目が抜けていた件について。 563 ななしの審神者さん 知らない間に俺たちの後輩が大人になっていた件について。 まんばと恋仲!? お姉さんにそこのとこkwsk!! 564 ななしの審神者さん 後輩(男) ・先輩の後輩 ・審神者歴5年くらい ・まんばと恋仲←new!! 565 後輩の布 さにちゃんの反応を見て、主が俺の布を奪って被ってしまった。どうしてくれる > 鶴 今からそっちへ行く。 566 鶴 ははっ! 俺を捕まえられるものなら、やってみろ! 俺は逃げるぞ! ……ということで、しばらく落ちる。 その間に安価していく。 主と家に帰ったとき、気まずくならないためにどうするか > 600 567 ななしの審神者さん いってらノシ 568 ななしの審神者さん >600 か。けっこうあるな。 569 ななしの審神者さん しかし、鶴もいい性格してる反面、繊細ではあるな。 悪ふざけしてても、安価は「主と気まずくならないようにどうするか」だし。 570 ななしの審神者さん 明るいけど、ただのびっくりジジイじゃない。 そこが鶴丸の魅力だろjk (安価付近まで鶴丸国永の魅力について語るレスがつづく) 589 ななしの審神者さん そろそろか。 安価なら主と人生ゲームする。 590 ななしの審神者さん 安価なら主にセクハラ!! 591 ななしの審神者さん 安価なら主を泣かす(性的な意味で) 592 ななしの審神者さん 安価なら主とホラー映画鑑賞。 いちばん恐いシーンで「キャー」と悲鳴を上げて主の腕にすがりつく! もちろん、そのとき胸を押しつけるのを忘れない! 593 ななしの審神者さん なんか健全なのと不健全なのが混じってるな。 安価なら主とお風呂。 594 ななしの審神者さん 安価なら、主にねだって、自分の好きなものを夕飯に出してもらう。 595 ななしの審神者さん 安価なら、帰宅したら「お帰りなさい、あなた。お風呂にする? ごはんにする? それとも、あ・た・し?」ってやる。 596 ななしの審神者さん 安価なら主と再会した瞬間にラリアット! 597 ななしの審神者さん 安価なら >593ー595 598 ななしの審神者さん 安価なら主とえっちなことする。 599 ななしの審神者さん 安価なら↑ 600 ななしの審神者さん 安価なら主にねだって添い寝してもらう!! 601 ななしの審神者さん 安価なら > 598 602 ななしの審神者さん 安価なら……って決まったな。 603 ななしの審神者さん 鶴はここ見れてるのかな。 604 鶴 お、決まったか。 605 ななしの審神者さん 鶴キタ━━━━(゚∀゚)━ ━━━!! まんばに追いかけられたんじゃないの? 606 ななしの審神者さん 落ち着いたのか? 607 鶴 さっきまで正座してたが、もう平気だ。 それより、添い寝か。主はしてくれるだろうか。 いつもはけっこう一緒に寝たりすることもあったが、この姿になってからは警戒されてるんだよな。 ……ま、頼んでみるさ。 608 ななしの審神者さん がんばれー! 609 ななしの審神者さん 無理スンナ。俺らはお前が主と仲良くすごせればいいんだから。 ……まぁ、それにしてはアレな安価もあったけど。 610 鶴 よし、行ってくるノシ (しばらくレスが流れる) 625 後輩 あっ!? 先輩と近侍さんが帰っていったから報告に来たら……この安価どうすんの……orz 626 ななしの審神者さん あ、まんばと恋仲の後輩じゃないか! 627 ななしの審神者さん ほんとだ、まんばの恋人の後輩! 報告マダー(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン 628 ななしの審神者さん 報告wktk 629 後輩 もー。スペで黙ってたのは俺が悪いけど、あんまからかわないでよo(`ω´*)o 写メつき報告やめよっかな [壁]д・)ノチラ 630 ななしの審神者さん ごめんなさいor2 631 ななしの審神者さん 後輩さま我らに写メのお恵みをー。 632 ななしの審神者さん からかわないから報告ч(゚д゚ч)クレ 633 後輩 そこまで言うんなら。 つ(女士鶴と小首を傾げながら、女士鶴に手をさしのべている男審神者の後ろ姿。男審神者の手には包帯が巻かれている) つ(男審神者と、その腕を抱くようにして寄り添っている女士鶴の後ろ姿) 634 ななしの審神者さん あれ。なんかふつーにいい雰囲気じゃね? 635 ななしの審神者さん 恋人同士っぽい雰囲気だ。 636 後輩 ちな、このときの二人の会話。 先輩「遅くなってごめん。……私と一緒に帰ってくれる?」(ここで手を差し伸べる一枚目の写メ) 近侍さん「……俺が一緒に帰ってもいいのか?」 先輩「私の護身刀はお前だけだよ」 近侍さん「主……。わがままを言ってすまなかった」 先輩「私こそ、ごめん」 (ここで近侍さんが寄り添って、二枚目の写メ) 先輩と近侍さんて、普段からけっこう仲睦まじいんだけど、 今の二人はちょっと話してると男女の恋人同士みたいで、なんか見ててこっちが照ッ(〃ノ∇ノ) なんか恋愛小説みたいな雰囲気なんだよね。 637 ななしの審神者さん 萌ええええぇぇぇぇ! 638 ななしの審神者さん やばい。写メに和んだ。 けど、照れる。恋愛ドラマっぽい雰囲気だな。 639 ななしの審神者さん これ、鶴の安価いらなかったんじゃね? 640 ななしの審神者さん だが、鶴も鶴丸国永だからな。 安価は実行しようとするだろうな。 641 後輩 安価実行することで、二人が妙なことにならないといいんだけど……。 (以下、レスが流れる) |