2/3二か月間休止のお知らせ

昨年から恒例で、仕事の都合上2月と3月サイトの更新が停止します。今回はメモも停止します。
連載をあと一話更新していきたかったけど、無理でした……残念。
よろしければ4月からまたよろしくお願いします。



1/29「パンドラの箱、読ませていただきました〜」の方へ


いつもお話読んでくださってありがとうございます!
ED3はやっぱり、シキとアキラの互いへの感情ども不安定で、「この二人この先どうなるんだろう?想いが通じ合うことはないんだろうか?」と思ってしまいますよね。リンは……ED3のニコルキャリアとなったシキとリンを対峙させてみたらどんな感じになるかと思ったので、今回はお話にしっかり絡んでくる予定になっています。(私が色々迷いながら書いているせいでストーリーがぐらぐらしてしまって余計に不安定な感じになっていますが……(笑))いろいろ手探りで書いているのでのろのろ更新ですが、ラストはハッピーエンドの予定なのでたどり着けるように頑張りますね!

ファンタジーなシキアキ、楽しんでいただけて嬉しいです!
シキはすごく強くてもうじゅぶんなくらいですが、それでも高みを目指している姿が格好いいですよね。あと、作品クロスオーバーで他作品のキャラと闘うシーンとかもあればすごく格好いい場面になるだろうなと思います。(それでもシキにとってのラスボスはnであることに代わりありませんが……)

連載がんばります、とお返事した後で申し訳ないのですが、昨年からの恒例で2、3月はメモ、お話共に更新をお休みします。二か月もお待たせしてしまいますが、四月からまた更新を再開しますので、よろしければまた見に来てくださいね!



1/28語り【咎狗パラレル】

・現代が舞台でかつファンタジーなシキアキ

なんだか圧倒的に傍若無人な感じのシキを考えてみたくなったので、魔王っぽいシキについて考えてみました。(※アレンジに使った元ネタがあるので、出典だけ明記します。海外ドラマ「スーパーナチュラル」シーズン6の中に出て来る黙示録の四人の騎士です。)

とりあえず、現代で突然ですが最終戦争が起こります。で、悪魔とか怪物が目覚めます。まぁ、小物の悪魔とかいっぱいいるんだけど、その上に四人の上位悪魔がいるわけです。東西南北でそれぞれ属性ごとに悪魔や怪物を仕切っている悪魔たちで、『四人の王』とか言われます。
で、各王を咎狗キャラで割り振り……いや、キラル作品キャラ全体で割り振る方がにぎやかで楽しいかな。死を司る北の王にリークス、争いを司る東の王にウィルスとトリップ、疫病を司る南の王に善弥、貪欲を司る西の王にシキぐらいの配役で。更に彼らの上に君臨する魔王としてnとか。
魔王nは行方不明で悪魔たちの秩序はなく、地上で人間を襲い放題。で、ハンターパロのように悪魔や怪物を退治する力を持つアキラや蒼葉たちは、秩序を失った悪魔たちと日々闘うわけです。そんな中、アキラは魔物の上位にある四人の王の一人、西の王シキと遭遇します。で、咎狗本編のように一目ぼれ的に気に入られます(このときアキラも悪魔だと反発しながらもシキに惹かれる)。
シキの目的は他の三人の王や魔王nを倒して、自分が悪魔の頂点に立つこと。アキラもとりあえず悪魔を倒すことが目的なので、とりあえずシキを倒すことはさておき共同戦線を張る契約をします。普段ならアキラは悪魔と協力をしてはいけないと思う真面目な性格なんだけど、怪我をしてピンチに陥ってるときなんかに、うっかり約束してしまいます。そして協力しあううち、惹かれあう気持ちが強くなってとうとう関係を持ってしまう。で、アキラはいずれシキを倒さなければならないんだけど、好きだからそんなことはしたくない――でも、悪魔を倒すのが自分の役目だと葛藤を抱くようになります。また、シキの方もたわむれにアキラに手を出したつもりで、いずれ自分の邪魔になれば殺そうと思ってたのに、そうしたくないと感じ始める。お互いに愛所なのか執着なのかよく分からない関係のまま、シキ以外の三人の王を封印するなり力を奪うなりして倒していく。
そうして最後に行方不明だった魔王nが二人の前に現れます。闘うシキとn。そんな二人を見守りながら、アキラは勝った方を倒さなければならないと決意します。と、そこでnが咎狗シキルート的な感じで「俺の地位が欲しいなら、こんなものくれてやる」とわざとシキの刃を受けて死にます。そうして自動的に魔王の力が移って、魔王となったシキがアキラの前に現れ――。

アキラはシキを殺そうとするんだけど、ふとシキの様子がおかしいことに気付きます。シキの目にこれまでの傲慢さや自信はやどっておらず、魔王になったのに虚ろな感じになっています。というのも、魔王の力を継いだときに前の魔王であるnの記憶も受け取って、魔王であることの虚しさや孤独を実際に自分が経験したかのように知ってしまったからでした。
「俺を殺せ。魔王になったところで、この地位に何も意味がないことが分かった」
そう告げるシキを前にして、アキラは逆にシキに自分を悪魔にするようにと言います。シキは悪魔の崇高さと同時に汚さもよく知っているのでためらいますが、アキラはそれでもいいと言います。
「人間をやめて悪魔になったら、きっと苦しいと思うこともあるだろう。でも、それでも、あんたの傍にいたい」
「永遠にも等しい生を、ただ人の世を傍観しながら生きることになるのだぞ?」
「いいんだ。辛いかもしれないけど、それ以上に俺はあんた一人に寂しいとか虚しいとか、感じさせたくない。だから……」
ということで、アキラは悪魔祓いであることも人間であることも止めて悪魔になります。で、シキは人間界での悪魔たちの無秩序を統制して魔界へ戻り、アキラと共に静かに時を過ごす。

……という感じのファンタジーを妄想しました。もうちょっと軽い話を考えるつもりだったんだけど、nとシキで争うとなるとどうしても咎狗本編の流れを汲みたくなりますよね。




1/20更新記録

■「パンドラの箱2−1」




1/14語り【咎狗】

ちょっと試験を受けていたので、今週のお話の更新はありません。

・成人式とアキラ

成人式でしたね! 時代劇大好きなので、街中で着物をきた女の子を見かけてテンションが上がりました。
それはさておき、本題に。
個人的にアキラは咎狗本編時、18か19っぽい印象があります。では、アキラが20才になったとき、どんな状況か。ED1〜3もPS版殺し愛EDも、まずアキラは成人式どころじゃない状況ですよね。ED1はシキが“眠って”いる最中だろうと思います。ED3と殺し愛は本人が20になったことに何の感慨もなさそうだし、シキもアキラが成人しようがしなかろうが関係なさそう。
ここで例外が出て来るとしたら、ED2なんじゃないかと思います。ED2のシキアキはトシマを出てすぐの段階で、軍に入っています。で、他のEDよりはわりと落ちついた(?)状況にある。しかも、ED2のシキは何となくアキラを有能な部下に――更には自分に一番に従う者としてふさわしいように育てようとしている(←紫の上的な感じで……)印象があるので、アキラが20歳になったということを節目と考えそうな気もします。
現代の若者のような感じでアキラに着物やスーツを着せて成人式に送り出すということはしないでしょうが、お祝い的なことというか、大人としての自覚を促すような何かをしようとするんじゃないかな、と妄想しました。
で、思いついたのが刀。成人式をするわけじゃないけど、ED2のシキがアキラの成人式にあたる日に刀を贈っていたら萌えるなと思いました。大人として、シキの右腕として闘っていく覚悟を促す感じで。

シキ「お前は今年で二十になるのだな。……これを、お前に与えよう」
刀を渡すシキ。緊張しながら刀を受け取るアキラ。
アキラ「俺……私に……? いいんですか……こんな……」
シキ「もとより、お前のために打たせた刀だ」
アキラ「あ、ありがとうございます。この刀でどんなときもあなたをお守りすると誓います……!」

みたいなやり取りがあると素敵だなと思います。

ところで、日本刀についてですが、アキラはゲーム本編では短いナイフ使いだったのに、ED1、2、殺し愛EDにおいてはシキと同じような日本刀を使っている描写がありますよね。(ちなみに、ゲームでの描写はないけど、ED3のアキラも普段はふわふわしつつ、いざとなったら刀持って闘ってたらいいなと思います。しかも意外と凶悪に強いとかだと燃える。これは個人的な趣味ですが・笑)この日本刀を持つというのが、シキルートの場合、アキラが決断したことの象徴なんじゃないかなと思います。
ゲーム中のアキラは殺人や死姦といった無法の世界の要素に抵抗を感じています。でも、表の世界に馴染めているわけでもない。裏と表の中間あたりにいる。
それが、エンディングを迎えた場面では日本刀を使っている。これはシキの真似というかリスペクトというか(……何だか綺麗な表現が浮かびませんが、憧れの人をまねてるみたいな感じで)というだけの意味じゃないんじゃないかと思います。日本刀を使うということは普段は隠しておけるナイフと違って明らかに非合法の世界に属するしかないわけで、アキラが自分の生きるべき道――シキのいる道を選んだという決断と成長の表れとも言える(=だから自主的にシキの傍を選んだわけではないED3のアキラには刀の描写がない)のかもしれないな、と思いました。


1/10「「布団から出たくない」のシキがとても可愛らしくて〜」の方へ

いつもお話を読んでくださって、ありがとうございます!
彼着物、萌えてくださって嬉しいです。 彼シャツも可愛いけど彼着物どうだろう? と思ってさり気なく入れてみたのですが、気付いていただけるとは! コメントで仰っている通り、シキは油断のできない裏社会で生きて来たので、そうやすやすと心休めることのできる場所はないと思います。やはり、大切なアキラが傍にいてこその安心感というのがあるでしょうね! 何だかんだでそこまで信頼しあうようになったシキアキを思うと、何だかいいなーと思いますね!



1/6雑談

インテックス大阪に行ってきました。楽しかった!
参加された方、お疲れ様でした。




1/5語り【咎狗パラレル】

明日はインテックス大阪のイベントですね。友達と一緒に一般参加できることになったので楽しみです!

■パラレルに10月のメモのハンターパロ「魅了」を移動
下記の語りをするために、語りに関連するハンターパロを参照しやすいように文のページに移しました。




・神楽

初詣で並んでいるとき、巫女さんが神楽を舞っているのが見えていて、おもわずじーっと見てしまいました。神楽なんて普段見る機会もないので、すごくおもしろかったです。そこで考えたのですが、ハンターパロのキャラたちが神楽を舞ったら。

ハンターパロ、最初は海外ドラマの『スーパーナチュラル』のパロを想定していたのですが、舞台を日本にするとどうも神道色が強くなってしまいました。
改めて設定を思い出してみると、キラル四主人公のアキラ、コノエ、蓉司、蒼葉は渡良垣家という神道の由緒ある家柄の血筋です。蒼葉が本家の子で、他三人は従弟や親戚に当たります。ちなみに、シキは関東の由緒ある神社の跡取りで、シキの家と渡良垣家はかなりむかしにちょっと姻戚関係があったりする。けど、そこまで濃い関係ではないので、シキはアキラたちと会ったこともなかったという感じで。
ところで、渡良垣本家は結構古いしきたりとかが厳しいので、蒼葉は家を出て『キラルスタッフサービス』という悪霊や妖怪退治専門の拝み屋派遣会社を作ります。で、自分と同世代のアキラたちを派遣社員として仕事を請け負うようになります。(蒼葉が今、ちゃんと連絡を取ってるのは祖母のタエさんくらい)。
渡良垣家は(最初はいろいろ揉めたけど)今では蒼葉の始めた商売は黙認している格好。ただ、神事のあるときは蒼葉たち四人は有無を言わせず実家の手伝いをさせられます。そのときに実家は神道なので、神楽を舞わされたりとか。あと、年末年始とかに小さな神社から巫子のバイトに来てほしいと言われて、行って神楽舞ったりとか。
そんな感じでみんな結構、神楽は舞ったことがある。ただ、向き不向きがあるわけで――。

独断と偏見ですが、キラル四主人公の中で神楽が上手そうなのは蓉司とコノエじゃないかな。皆の神楽がどんな感じか表現するのは難しいですが、キャラによって同じ舞でも違う印象になるんじゃないかと思うんですよね。

一番上手いのは蓉司。何となく儚げなせいか、他者(=カミ)への拒絶が他の人間より少ない=憑坐体質なイメージ。なので、神楽を舞っていると神様が降りてきて、神々しくて見事な舞を舞いそう。次にコノエ。コノエは賛牙なせいか、楽の音を掴むのが上手そうなイメージ。蓉司みたいに舞っているうちに神が降りる感じの舞じゃなく、神を楽しませる感じの舞を舞いそうです。
ちなみに、アキラと蒼葉は普通よりは上手く舞えるけど、蓉司やコノエに比べると今一歩だったり。
蒼葉は舞よりも楽の方が得意で、特に鼓がものすごく上手い(昔やんちゃしてた頃にゲームセンターで太鼓の達人的なゲームにはまってたから・笑)。子どもの頃は神事の前にアキラたち親戚の子が集まって練習するので、子どもたちが疲れてくると蒼葉が鼓で太鼓の達人の真似とかやって楽しませてやる。年下の子たちは「蒼葉かっこいい!」と言うけど、大人に見つかってお説教される、みたいなエピソードがあると和みます。ちなみに舞う方は、神様が降りてきて自分じゃないモノになってしまう感覚が苦手で、身構えてしまうので今一歩な感じ。
対してアキラは、何というか、楽の音を掴むのも上手くないし、かといって神を降ろせるほど我を捨てて舞に没頭できるタイプでもない。なので、舞が不得意。それでも、悪霊などとの戦闘の場面になると、戦いに集中しきっているので、それこそ舞っているんじゃないかというくらいの動きができる。神事のような平穏な場面ではそこまで没頭できない、不器用な性格ゆえに(?)舞が不得意というイメージ。
ちなみに、シキはコノエや蓉司とはまた違う意味で神楽が上手いといいと思います。もともと武術も嗜むし、所作が綺麗なので舞が映える。さらに、蓉司のように神を降ろすのでもなく、コノエのように楽の音に乗るのでもなく、舞の場に現れた神に臆することなく舞うという感じのある種の緊迫感のある舞。だからシキが本気で舞うと神とか霊とか見えない人でも見ていてものすごく緊張するという。

そんな感じのシキアキで、何かのときにシキの家の神社に行ったアキラが(練習か何かで)シキが舞っているのに見とれるといいと思います。で、舞い終わったシキがアキラを見つけて、

シキ「何を惚けている? 神楽なんぞ珍しくもないだろう」
アキラ「あぁ……でも、俺は下手だから」
シキ「……? そんなはずはない」
アキラ「な、何であんたが断言するんだよ」
シキ「闘っているときのお前の動きは、まるで舞っているかのようだ。あれで神楽が下手などあり得ない」
アキラ「……」(照れている)
シキ「ちょうどいい、舞ってみろ」
アキラ「え、え……? いや、あの……」

戸惑っているうちに、シキに鈴とか渡されて舞うことになるアキラ。仕方なくためらいがちに舞い始める。(ちなみに、シキは練習していたのできちんと神主の格好をしているけど、アキラはちょっと寄っただけなので普通の私服です。)
渡良垣家の神楽はシキの神社の神楽とはちょっと違うんですが、シキはアキラの動きを一通り見てだいたい覚えてしまう。で、いきなりアキラの横で舞い始める。
最初、アキラは「え? え? えぇ!?」みたいにびっくりするんだけど、シキと舞ううちに呼吸が分かってきて、一緒に闘うときと同じ感覚だと感じて、舞いに没頭していく。で、舞い終わってふと横を見ると、シキがアキラの方を見てにやっと笑うわけです。

シキ「ほら、見てみろ。お前の舞が下手なわけがあるか」
アキラ「……! これは……あんたが、一緒に舞ってくれたからで…………」

そんな感じでアキラはしどろもどろになりながら、顔を赤くするという。そんな感じだと非常に萌えます。




1/1更新記録

明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします!




■ED1「布団から出たくない」


今、ゆるいシキがマイブームです。普段はきちんとしてるけど、人前に出ないときはだらっとしてたり。
ED1だとアキラと二人きりのときは「布団から出たくない」とか、ED2の総帥だったら「会議が面倒だ。戦場に出たい」とかうだうだ言ってるけど外に出るとキリっとしてて、とてもそんなだらしないところがあるようには見えない。
で、アキラはそんなシキに「あんた、結構、仕方のない奴だよな」と呆れ顔をしてるけど、内心では普段とのギャップ萌えをしているみたいな感じで。



12/29 あや様へ


明けましておめでとうございます!いつもサイトを見てくださって、ありがとうございます!29日の更新とちょうど同時刻にメッセージをいただいていたようで、お返事が遅くなって申し訳ありません。
ハンターパロ、気に入っていただけて嬉しいです!シキもアキラもどこか浮世離れしているから、悪霊払いとか似合いそうですよね! ハンターパロ、私も好きなので時間が許せばまた続きを書いてみたいです。
オタクなシキアキも好きだとのことで、ありがとうございます。現パロはメモでちょこちょこ書いているのですが、そこそこ種類があるのですっかり忘れていました。あや様のメッセージで「オタクパロもあったな……」と思い出したら萌えてしまって、新たに小話を書いてしまいました(笑)
現代パロ、なかなか他の連載をしていると間に入れるのが難しくて、メモどまりになってしまうのですが、できるだけ連載の合間に入れていくように頑張ります!


2012/12/31


■「君のための物語」シキが同人作家パロ

取り急ぎ、今年最後の駆け込み更新です。


12/29にコメントを下さった方、ありがとうございました。コメントのお言葉で何だか無性に現代パロが書きたくなって、駆け込み更新してしまいました。今は取り急ぎなので、きちんとしたお返事は後日させていただきますね。



2012/12/29


■「パンドラの箱1−7」

一章目完結しました。ED3でアキラがシキに絶望するのではなく、自分の意思でシキのために狂気に堕ちるというのが一度やってみたかったので、何とかここまで来れて満足です。
二章目はアキラが狂ってしまった後の、シキの話になる予定です。


2012/12/24

メリークリスマスですね!

・義賊なシキアキ

クリスマスの少し前から「スタイリッシュなサンタクロース」というシチュエーションが頭に浮かんでいたので、格好いいサンタになるシキアキというのを考えてみました。
井坂幸太郎の『陽気なギャングが地球を回す』的な感じで、現代パロディ。シキとアキラは泥棒です。もうちょっと仲間が多い方がにぎやかで楽しそうなので、実行部隊として更にリンとnも。源泉とケイスケも仲間だけど、二人は裏方。源泉は情報収集係、ケイスケは複雑な仕事のときに相手方に前もってバイトとかで潜入する係(危険なことはしない)とか。
で、この六人でサポートしあって盗みを働いている。
あるとき、クリスマス・イブにある大企業がパーティを行い、そこで高価な宝石のついた骨董品のアクセサリーか何かを披露するという企画を行う。六人はそのパーティを狙うわけです。給仕係として潜入するケイスケ。記者(本業でもある)として現場に行く源泉。アキラたちは、その日、会場でサンタクロースの格好をした係員がパーティ出席者に粗品を配ることを知り、サンタクロースのコスで会場に紛れ込みます。ちなみにシキは嫌がったけど、リンとnの二人がかりでしっかりサンタの格好をさせられてしまった(笑)
で、パーティが始まります。
サンタの格好で係員のふりをしつつ、目的のアクセサリーに近づくアキラたち。危ういところもありつつ、何とかアクセサリーを盗み出します。このアクセサリーは実はシキ経由で買い手が決まっていたので、買い手に渡して報酬を受け取る。(ちなみに、このアクセサリーはある老婦人があくどい手で手離させられた家宝みたいなもので、彼女が買い戻したがってシキに頼んだという経緯があったり。で、アクセサリーを渡しに言ったシキにありがとうと言う場面があったりします)。
翌日、無事に報酬を受け取る六人。海外旅行に行くぞ!とか、遊ぶぞ!とかいう感じで盛り上がっている仲間たちからそっと離れ、アキラは報酬を持って自分の育った孤児院へ。実は恋人でもあるシキが偽善を嫌うし、アキラ自身も得意顔で善行を宣伝するつもりはない。けど、どうしても自分の弟妹のような孤児院の子どもたちにクリスマス・お正月と少しだけ贅沢をさせてあげたくて、報酬のほとんどを孤児院に寄付してしまいます。
と、そこで孤児院に更に来客が。
ドアを開けてみるとシキが立っていて、アキラは驚きます。

「あ、あの……俺……これは……」
報酬を寄付したことがシキの嫌う偽善になるのでは、と怯えるアキラ。
と、シキが唐突に言います。
「アキラ、少し手伝え」
「手伝うって?」
「車に菓子が積んである。……源泉が、アキラを追いかけるなら子どもたちに菓子でも買っていけ、と」
「そ……そっか。オッサン、俺がここに来ることに気付いてたんだ」
「皆、知っていたぞ」
「あんたも、わざわざ来てくれたんだ……。ありがとう」
アキラはほっとしたように微笑んで、シキと共に子どもたちへのプレゼントのお菓子を取りに行く。

みたいな感じのシチュエーションが思い浮かびました。
シキアキは孤児院で子どもたちと過ごした後に、帰ってひっそり二人きりでクリスマスをしてたらさらに萌えます。



2012/12/16

■「パンドラの箱」1−6

リンとトモユキがトシマから生き残っています。今回はシキアキED3+復讐を遂げられず憎しみを抱いたまま生き残ってしまったリンの話なので、リンは今後も登場します。今後、トモユキ→リン描写を含むことがあります。


2012/12/10


■11月メモをメモログにのせました。

・ED3のシキアキにとってのお互いの存在について

何だかややこしいタイトルになってしまいましたが。
各EDにおいて、シキにとってアキラは「シキの人間らしい心」を、アキラにとってのシキは「正気」を反映しているのではないかな、とふと思いました。
分かりやすいのがED3。シキは自分の傍に置くために、アキラの正気を奪ってしまいます。それを反映するように、シキ自身も人間らしさを失って、冷徹な麻薬王として君臨するようになりました。麻薬を扱う=それまで自分が忌避していたものを扱うようになったということで、シキが自分の中のある一線を越えてしまっていることがよく分かります。逆に言えば、シキが狂気に陥ってアキラ自身の心に目を向けなくなってしまったため、ED3アキラは他の男を寝所に引き込むことを繰り返します。
次にED2。アキラがシキに非ニコルの血を飲ませたせいか、ED2のシキはED3に比べると半分くらい正気が残っているような印象を受けます。nの血を受け入れてからED2に至る間、シキはED3でアキラを気絶させて連れ去ったのとは違って、アキラ自身の意思で付いて来させてるんですよね。で、軍人になったアキラは元の人を殺すことにためらいを覚えるアキラとは変わってしまたし、シキに盲目的な忠誠を捧げているものの、ED3のように生きることのすべてをシキに委ねきってしまった状態ではない。ある程度の正常さは保っている。そのため、シキも人を思いやっているとは言えないかもしれませんが、すくなくとも己の野心もある程度の常識の枠に収めて、一国の国家元首として国を治めている。完全に狂気に陥っているED3では、シキの目的が暴走してニホンは無政府状態になっていることと比べると、まだ他者を顧みる心が残っているように思えます。
最後にED1。トシマを脱出するトンネルの中で、シキはアキラを思いやって「ここを出たらどこへでも好きなところへ行け」と言います。そうやってアキラへの気持ち(=自分の人間としての心)に正直になったために、今まで押し殺していた色んなものに押しつぶされるようにして、シキは自分の意思で動かなくなってしまいました。でも、それは人としての心を重視した結果で、シキが正気であるがゆえの選択だったんじゃないかと思います。で、そうして思いやられたからこそ、シキが眠ってしまってもアキラはアキラのままで、シキの傍にい続けることを選べたののではないかなと思います。

12/5「パンドラの箱がどんどん面白くなっていって〜」の方へ
パンドラの箱の続き、読んでくださってありがとうございます! なかなか上手く話を進められなかったりして、もがいているときもあるので「面白くなっている」と言っていただけて、幸せです!
ED3のシキアキは、お互いに執着しながらも想いがすれ違ってしまっていて、退廃的な世界観になっていますよね。ED3はいつも書くのが難しいなと感じるので、ED3の世界観ができつつあると言っていただけて、本当に嬉しいです。続きも楽しんでいただけるように、頑張って書きますね!



2012/12/02


■「パンドラの箱1−5」

もう12月ですね!
パンドラの箱の一章目は、あと1、2話くらいで終わると思います。
更新用のお話だけで時間がなくなってしまったので、11月メモのメモログへの移しはまた後日。




2012/11/25


一晩寝たら熱が下がりました。

何となくシキアキについて考えていたら、うちのサイトはシキがアキラに甘えるパターンが多い気がするけど、たまには逆も素敵な気がしたので、小話にしてみました。



いちばん近く




 夜更け。
 執務室で待っていた俺の元に戻ってきたアキラは、疲れた様子だった。有能な秘書としての顔を取り繕いもせず、俺の執務机の脇に据えられた自分の席に座る。ひどく沈んだその表情に、無理もないと思った。
 アキラはたった今、その手で処刑を行ってきた。
 俺への反逆の罪に問われたその男は、親衛隊のアキラ直属の部下だった。
「総帥……」
 アキラは言った。もしかすると、俺に聞かせる気はなかったかもしれない。そんな小さな声だった。
 けれども、俺は先を促した。アキラが話したがっている――吐き出したがっているように思えたのだ。
「どうした? アキラ」
「どうして……あの男は、あなたを裏切ったりしたのでしょう……? 俺には分からない。あなたの理想は、目標は、素晴らしい。一分の私心もなく一点の曇りもなく、あなたは国民のためにその理想に向かっている。あなたについて行くことがこの国の未来に繋がるのだと、どうして分からなかったのでしょう? 俺にはあなたの理想が、こんなにも明白に見えているのに」
 自らの手で部下を斬ったそのときに、アキラは我が身の一部まで削ぎ落としてしまったかのようだった。傷も負っていないのに、彼自身が死にそうな雰囲気をまとっている。おそらく瀕死なのだろう――身体ではなく、心が。
 俺はアキラを痛ましく思いながら、立ち上がった。ほんの数メートルの距離を歩いて、アキラの傍に立つ。アキラは顔を上げて、ぼんやりと俺を見た。涙の気配のない乾いたその頬が、今はかえって痛々しい。
「聞け、アキラ」
「はい」
「お前はいつも、俺のいちばん近くにいる」
「それはもちろん。私はあなたの秘書で、親衛隊長です」
「いちばん近くで、お前は俺の言葉を聞き、俺の顔や動作を目にしている。演説でも、会議でも、それ以外のときも。近くにいるからこそ、お前には言葉になりきらない俺の考えの微妙なニュアンスや……そう、心までも伝わる」
 俺は手を伸ばして、アキラの頬に触れた。アキラは今、呼吸を思い出したというように、ほぅっと息を吐いた。そうすると、強ばって見えた彼の顔が、少しだけ緩んだようだった。
「そう、でしょうか……。でも、そんなのはあなたを見ていれば自然に分かることでは……?」
「他の者はお前とは違う。親衛隊の者でさえ、俺の顔を見て直に言葉を交わすことは少ない。ましてや、国民などはテレビで俺の顔や声に接するだけだ。それで、どうして俺の心まで伝わるだろうか?」
「それは……。でも、私たちは、あなたを理解しなければならないのに」
 言い募るアキラを俺は覆い被さるようにして、抱きしめた。あやすようにその背をゆっくりと撫でてやる。
「俺はそこまで望みはしない。ヒトの限界を受け入れなければならん。……なぜなら俺はお前にするように、国民一人ひとりの傍にはいてやれんからな」
「当たり前です。皆の傍にあなたがいたのでは……俺は嫉妬で死にそうだ」
「俺もお前が傍にいるのが、いちばんいい。……結局のところ、俺はお前が俺のすべてを理解していてくれれば、それでいいんだ」
 俺はそう言って、アキラの唇を己のそれで塞いだ。
 アキラは俺を理解してはくれる。しかし、こうして距離をゼロにしても、抱き合ったとしても、溶け合うことはできない。ひととき熱を分け合ったとしても、また身を分かつときが来るのだ。
 ときどき、アキラと溶け合って一つになることができたら、どんなに満ちたりるだろうかと思う。けれども、もしそんなことができたなら、俺はもう他の何も求めなくなるだろう。もはや世界も国も顧みることはない。己の半身となったアキラだけを感じているのはひどく幸せで、安らかで――しかし、ある意味では不幸なのではないだろうか。
 抱き合っても混じり合えないからこそ、こうして触れることができる。離れていれば、相手を求めてひどい焦燥に身を焦がす。あんな鮮烈な感情も、最初からアキラと一つであるなら、永遠に知ることはないのだろう。それではきっと、生きている実感などなくなってしまう。
 だから今のままでいい。あまねく世の中に無理解と裏切りがあふれていようとも。己の半身と身を分かたれて、引き合い求め合うくらいでちょうどいい。
 そう思いながら俺はアキラの唇から離れ、その頬に伝いだした涙の筋に口付けた。



2012/11/24





風邪を引いたので、サイトの連載の方の更新は今週はお休みです。
熱が出てたのでメモ書いて大人しく寝ようと思ったら、小話一つ書き上がったのでとりあえずこちらに載せておきます。





趣味がない



 どうも己には趣味がないらしい。そうと気が付いたのは、久しぶりに得た休日のことだった。
 朝、目が覚めて、シキは「はて?」と考え込んでしまった。今日は久しぶりの休みだというのに、何もしたいことがない。
 普段はニホン国の国家元首として、またニホン軍の最高指令官として非常に多忙なシキである。休みなど滅多に取ることができない。ここ最近も三ヶ月ほど、ろくに完全オフの日がなかった。秘書であるアキラが気を利かせて、今日を一日オフとしてスケジュール調整してくれなければ、オフなし記録を更新し続けていただろう。
 アキラはやや無理をしてシキの休みを作ったようだ。そのため、第一秘書であるアキラもオフにしてしまうと、仕事が立ち行かなくなってしまうらしい。普段ならシキと一緒に休みを取るところを、今日のアキラは仕事をしている。シキとしてはニコル保菌者で体力のあり余る己などよりもアキラを休ませてやりたかった。が、ニホン国はまだ東西統一されたばかりで、なにぶん不安定なのだ。行政に関わる者はどうしても、多少の無理をしなくてはならないところがある。
(――もう少し安定したら、アキラと長いオフを取ろう)
 シキは心に誓った。が、まだ見ぬ未来の休暇よりも、まずは今日一日をどう過ごすかが問題だ。
 さて、どうしたものか。
 家事は使用人がいるので、今更シキが手出ししなければならない事柄はない。仕事が忙しいからといって「洗濯物がたまって……」などということは起こり得ないのだ。かといて、普段のオフのようにアキラを構おうとしても、彼は仕事で留守にしている。
 ならば読書でもするかと、朝食の後でシキは幾冊か読みたいと思って取り寄せておいた本を開いた。活字を目で追う。そうしながらも、シキは再び「はて?」と首を傾げた。
 確かに読書をしていれば、時間は潰れる。しかし、読書は自分の趣味とはどうも違う気がする。好き好んで行う趣味というよりも、読書は食事や睡眠と同類の日常生活の上で定期的に行うべき当たり前の行為に近いのではないだろうか。それに、知識を蓄えるというのは、趣味というよりどちらかというと鍛錬に近いものがある。
 そう気づくと、今度は己が無趣味だということが気に掛かりだした。そもそも、ニホン国総帥となる以前は、いったい己は何を趣味にしてきたのだろうか。思わず考え込んでしまう。
 子供の頃は、時間さえあれば鍛錬をしていた。戦場でnに負けてからは、鍛錬と彼の追跡を。トシマを出て日興連軍に入ってからは、謀略と世界情勢の研究を行っていたくらいだろうか。
(趣味が、ないな……)
 というより、己を鍛えること、高めることが己の趣味なのだろう。そういえば、現在の職業である国家元首に就任したのも、己の野心と目的と大義のためだが――趣味がこうじてそこにたどり着いてしまった感が、ないでもない。
 しかし、無趣味な国家元首というのは、どうだろうか。国家元首として、よろしくないのではないか――。シキは本を閉じて考え込んだ。


 本を読んだり趣味について考えたりしてるうちに、一日が何となく過ぎて夜になった。夜はアキラも早めに仕事を終えて来たので、食事を共にすることにする。
 私邸で向き合って食事をしながら、シキはアキラに言った。
「今日一日を過ごしてみて、俺は無趣味な人間だと分かった」
「無趣味……あんたが? そうかな?」
 アキラは首を傾げた。二人きりなので、タメ口で話している。
「そうだろう。休みだといっても、何もすることがない」
「でも、今日は読書してたんだろ?」
「読書は趣味というより、日常行為の一環だ。睡眠や食事と同じで、あれを趣味とは言わん」
「それは判定厳しすぎだろ」
「何の判定だ?」
「どこまでを趣味と呼ぶか、その定義の範囲についての判定です。総帥」
「そういう判定か。親衛隊長」
 アキラがおどけて急に公の場での口調になったものだから、シキもアキラを役職名で呼んでみた。
 そう、親衛隊長だ。最近のアキラは文官としての仕事の方が多い気がするが、それでも親衛隊長という肩書しか持っていないのだ。しかし、それを言うならば国家元首であるシキからして、ニホン軍の最高司令官である『総帥』という役職なのだ。
 そもそもニホン国はシキがクーデターを起こして無理矢理統一してしまったせいで、まだいろいろと制度が整っていない部分が多い。今はクーデターを起こした軍部イコール行政府という形になっているが、さすがに今後も体制を維持していく場合には軍事と政治は分離すべきだろうとは思う。少なくとも、軍事と政治が一体となった今の政府を維持できる能力を持つのは、己くらいのものだ。その能力とて、ニコル保菌者だからこそ多少の無理をすることができたために、手に入れた。常人には、文武を共に極めるのは難しい。今の状態をこの国の政治体制として長く続けていけるとは、思えなかった。
 今日の休みは、そういうことを考えて潰すべきだったのかもしれない。しかし、今更気付いたところで遅かった。どうせ一日は過ぎてしまったのだ。
 が、それはさておくとして。
「……だが、俺は読書が自分の趣味だとは思えん。あれは鍛錬の一種だろう。まぁ、鍛錬は趣味のようなものだが」
「だけど、趣味は読書って言えばたいていの人間は納得するだろ。難しいこと考えないで読書が趣味ってことにしとけばいいんじゃ」
「確かに趣味は読書といえば誰もが納得するが……。お前、それを知っているということは、さては趣味を聞かれて困って読書を使ったことがあるだろう」
「あー……まぁ。無趣味ですって言うよりは、聞こえがいいだろ。読書あたりはさ」
「お前が他人の印象を気にするようになるとは……何というか、成長したな、アキラ。トシマで出会った頃が懐かしい」
「む。どうせ昔はガキだったよ。ついでに、俺はあんたに輪をかけて無趣味だよ。……とにかく、趣味は読書でいいじゃないか。あんだけ本読んでるんだから」
 アキラはぷぅと頬を膨らませた。最近の彼は、公の場では国家元首の秘書としての気負っている反動か、二人きりになると幼い仕草を見せることがある。それがシキには嬉しい。アキラのあどけない態度をただ愛でるのもよし、からかうのもよし。楽しみ方がいくらでもあって、飽きないのだ。
 と、そこまで考えたところで、シキは本日三度目に「はて?」と首を傾げた。己が無趣味だというのは、もしかすると、少し違うかもしれない。
 よく考えれば、アキラと一緒に休暇を取ったときには、日がな一日彼に構っている。ベッドで怠惰に過ごすこともあるが、一緒にいるときのちょっとした触れ合いも楽しい。見ているだけでも退屈しないくらいだ。
 ここまで来ると、もはや趣味のレベルではないだろうか。
「……シキ? 急に黙り込んで、どうした?」
「いや。やはり、俺は無趣味ではないなと思った」
「え? でも、読書は違うんだろ。じゃあ、あんたの趣味って……?」
「もう、趣味はお前でいい気がする」
「お前って……俺?」
「そうだ。お前だって、似たようなものではないか? 休日も仕事が終わった後も、俺と一緒にいるのだから」
 シキが言うと、アキラは目に見えて赤くなった。が、それでも、小さく頷いてみせる。その仕草に笑みの形に目を細め、シキは本当に見ていて飽きないなと思った。



2012/11/18





・アキラと駄菓子

ときどき、職場でおやつをもらうことがあるのですが。
ED2の総帥シキと秘書アキラが、仕事中におやつを食べてたら和むなと想像が広がりました。それも、二人が普段は食べなさそうな、庶民的なのだったらよけいに楽しいです。

そういうのは、大人数で回して食べるのが楽しいと思うので、総帥シキ+第一秘書アキラ+秘書課(シキとアキラの補佐をする事務方)メンバーとかで。
あるとき、秘書課のアキラの部下が通りがかりのアキラにおやつをあげたら喜んでいたので、アキラにも回すようになって更にアキラが「おいしいんです!」と総帥に報告したりして、総帥も一緒に食べるようになるという流れだと萌えます。で、膨大な仕事を片付けながら、ポッキーやカリカリ梅、柿ピーなどが総帥の執務室とその隣の秘書課で回されているという。

アキラはそれがきっかけで駄菓子にはまったりなんかして、総帥府に入ってる売店(品ぞろえはすくない)でちょこちょこ買ったり。そうするうちに売店の人が「アキラ様は駄菓子好きなのか」と察していろいろ商品を増やしてくれたり。で、あるとき売店の前を通りかかったシキが「何だかやけに菓子類が増えたような……?」と疑問に思っていると、売店の人に「アキラ様が駄菓子がたくさんあるって喜んでくださるんです」と教えられて納得。アキラはモテるからな、と嬉しいような誇らしいような、今回は恋愛的な意味でのモテるじゃないんだけどちょっと嫉妬のような。
シキがそんな気分になっていたら可愛いと思います。

2012/11/11





■「パンドラの箱1−4」

お久しぶりのパンドラの続きです。
連載開始前は悲愴なくらい悲愴なED3にする予定だったのに、どうも淫靡アキラになる前からシキアキがラブラブになってしまっているような……。すでにシキアキ的には現状維持でも問題ないくらいの関係の二人ですが、ここから書きたいネタがあるので連載はまだ続きます。

花粉症がひどくて、今日は薬のせいで眠くて眠くて仕方がなかったのですが、とりあえずお話が一つ仕上がったので何だか達成感があります。

2012/11/04




■10月分のメモの内容をメモログに移しました。

・卯水について(一部、セイについて)

***東江×セイについて触れています。公式CP以外が苦手な人はご注意ください。


卯水が好きです。
キラルのゲームに出てくる女の子は皆、性格もビジュアルも好きなのですが、卯水はとりわけ大好きです(卯水が女の子と言い切れるかどうかは微妙なところですが……)。
ドラマダのゲームで初めてライムの審判として出てきた卯水を見たときに、外見からしてかなりツボでした。観音さまっぽいたおやかな容姿で、動作も優雅なのに実況がDJっぽいギャップも素敵です。
そんな卯水ですが、実は幽閉されたセイがネットに向けて放った彼の心の一部が形を成した存在なんですよね。しかも、東江のオールメイトでもある。ゲーム中に蒼葉を導くメールを送っていたのもセイのようなので、セイの心は東江のそばにいたい気持ちと、それでも東江の非情な行為を止めたい気持ちとに引き裂かれていたんだろうなと思うと切ないです。
東江とセイの関係は、少しアルビトロと狗に似ているんじゃないかと思います。
相手から結構ひどい仕打ちを受けてもいるんだけど、相手が愛情を持っていることも分かっているので、憎めないし離れたくない、みたいな。それでもアルビトロはわりとべたべたと狗を可愛がったけど、東江は露骨にセイと接触しないというか。セイの部屋かわも分かるようにモノは与えるけどはっきりと愛情を示してはやらない、むしろ素っ気なくするという点では、東江はアルビトロよりもED3シキに近い気がします。
心の欠片をネット上に送り込んで、自分は虚ろになっていくセイ。東江はゲーム中ではあまり必死にセイを生きながらえさせようとしている描写はないけれども、卯水(=セイの心の一部)を自分のオールメイトとして傍においているおとを考えると、セイに対して情がないからどうでもいいと思っていたわけじゃないんだろうな、と。
ちょっと妄想が強すぎるかもしれませんが、東江はセイを生きながらえさせたくて、無意識の部分では神に跪いて懇願してでもセイを生かしたいくらいなんだけど、意識の部分はそういう自分の感情を自覚していないパターンだといいなと思います。そういうセイに対する情を表に出すのは自分の弱さになってしまうから、表せないというか。

10/28 「ハンターなキラル主人公達のお話面白かったです。〜」の方へ


わぁ! ハンターな主人公たち、気に入っていただけて嬉しいです!主人公四人そろって楽しそうな雰囲気って
すごく和みますよね! コメントにあった狩衣姿のシキも、想像するとすごく萌えました。いつも黒ずくめの格好を見慣れていたアキラが、たまたま用事でシキの神社に行って狩衣姿のシキを見たら、それこそまた『チャーム』に掛かったようにぽかんと見とれてしまうだろうな、と。
書いてみたら、私は普段アキラしか書いてないので、結構アキラ以外の主人公の口調に困ったりしたのですが、また機会があれば小ネタでも書けたらいいなと思います。仲良し主人公四人ネタ、一緒に萌えていただいてありがとうございました!









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